家づくりで間取りを考えるときに役立つのが『間取りソフト』。
パソコンには無料で使える『間取りソフト』が多いので、どれを使ったら良いか迷いますよね?
どれが使いやすいのか全部使って試してみました。
それぞれの間取りソフトの特徴と一番使いやすかった間取りソフトを紹介します!
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間取りソフトは2種類
パソコンで使える間取りソフトには、大きく分けて2つあります。
- インストール型
- クラウド型
『インストール型』
『インストール型』は、パソコンにセットアップして使うソフトになるので、インターネットへ接続しなくても作った間取りデータをパソコンに保存しておけます。
『クラウド型』
『クラウド型』は、インターネット環境があれば、パソコンでもスマホでも間取りを作ることができます。
ただ、作った間取りデータはパソコンではなく、ネット上に保存されます。
そのため、ネットが使えない状態になるとセーブした間取りデータを見たり、編集することができません。
どちらが良いかは使用する環境によって変わってくるので、自分の利用目的にあったソフトを選んでください。
パソコンの間取りソフト一覧
パソコンで使える間取りソフトを紹介します。すべて無料で使えますが、どのソフトも平面図をキレイに作成できます。
図面を立体表示したり、手書き感を出せるものなど、それぞれに特徴があって面白いです。
■紹介してる間取りソフト
- せっけい倶楽部
- イエスマイハウス2010フリーウェア版
- Excel DE 間取り図
- マドリックス 手書き間取りツール
- FingerPlan
- Sweet Home 3D
- homestyler
- floor planner
- 間取自由設計
- マイホームクラウド(β版)
無料配布やサービスが終了したもの
- 間取りPlannerPlus/フリー版
- 3DマイホームデザイナーYビューア
- Myプランナー
- 間取くん
- Wanaplan
インストール型の無料間取りソフト
ここからはパソコンにインストールして使う無料間取りソフトを紹介します。
せっけい倶楽部

高性能なのにフリーソフトとして無料提供されてます。入力した間取り図を元に、3次元描画でリアルに再現できるのが特徴です。
対応OS:Windows 8/7/Vista/XP
HP:せっけい倶楽部
■関連記事
イエスマイハウス2010フリーウェア版

イエスマイハウス2010の無料版です。印刷やネットワークなど一部機能に制限があります。
対応OS: Windows 7/Vista/XP
HP:イエスマイハウス2010フリーウェア版
Excel DE 間取り図

「Excel DE 間取り図」は、Excelを使って間取り図が簡単に作成できるフリーソフトです。自分で間取りを考えて作成してみたい方など、一度お試しください。
対応ソフト:マクロが利用できるエクセル
HP:Excel DE 間取り図
マドリックス 手書き間取りツール

従来のCADにはない手書きタッチを作り出せます。WORDデータなので汎用性があり簡単なやり取りが可能なことがメリットです。
対応OS:Windows Vista/XP/Me/2000/NT/98/95
HP:マドリックス 手書き間取りツール
FingerPlan

指1本で簡単作図。立面、パースが即立ち上がり、「動く室内3Dパース」が作れます。ソフトをダウンロードするには無料のアカウント登録が必要です。
対応OS:iPad,Windows
HP:FingerPlan
オンライン型の間取り作成ソフト
パソコンにソフトをインストールせずにネットにつなげて間取りが作れるサービスを紹介します。
Windows、MacなどOSに関係なく使えるだけでなく、写真のようなクオリティの高い間取りが作れるサービスが多いのが特徴です。
ただ、海外製のものが多く、メニュー表示が日本語になっていないので使いづらさを感じるかもしれません。
マイホームクラウド(β版)

間取りも作りやすく、3D表示で部屋を中を歩けるウォークスルー機能まであり、無料の間取りソフトの中で一番期待しているソフト!
ただ、気になるのが間取りは保存できるんですが、作った間取り図面の公開・非公開を選ぶ設定がなく、勝手に公開されることがあるってこと。
あとは、ウォークスルー機能で、私のパソコン環境(Mac)だと「Safari」を使うとスムーズに動くんだけど、推奨となっている「Google Chrome」だと表示がカクついて使い物にならないのが気になりました。
まだベータ版なので、正式版の公開までにどのように変わるかが楽しみなソフトです。
Sweet Home 3D

Sweet Home 3Dは2Dで住宅を設計し、3Dビューで確認しながら家具等も配置できる無料の間取り作成アプリケーションです。Webサービス版とダウンロード版があり日本語にも対応してます。
HP:Sweet Home 3D
homestyler

webブラウザで簡単に使える、無料の間取りツールです。リアルな間取りを作ることができますが、日本語に対応していないのが残念なところです。
HP:homestyler
floor planner

Floorplanner は、対話型の間取り図をオンラインで作成し共有できます。家具などのイラストがキレイで見やすいです。
HP:floor planner
間取自由設計

誰でもウェブ上から容易に住宅設計できる事を目的に「間取自由設計」は作成されています。
「間取り自由設計」は、2017年12月31日で閉鎖され、後継ソフト「住宅間取り設計」が新しく公開されています。
無料ソフトを比較して一番使いやすかったのはコレ
無料の間取りソフトだけでも10個以上あるので、試すだけでもけっこう大変でした。
間取りを作るだけなら、どれでもできるのですが、見やすさや立体表示となるとなかなか良いものがありません。
Webで使えるオンラインサービスは写真みたいにリアルな図面ができる物が多いので、期待していたのですが。。。
残念ながら、操作方法がわかりにくい、日本語に対応していない、日本の一般的な寸法で間取りが作れないなど、使いやすいとはとても言えませんでした。
いろいろなソフトを試して比較した結果、わたしが一番使いやすいと思った無料間取りソフトはこれです!
「せっけい倶楽部」。
わたしが最初に使った間取りソフトは「せっけい倶楽部」でしたが、他の無料ソフトを使ってみると改めてよくできたソフトだと実感できました。

使っているユーザーも多く、他の人が作った間取りを見れるようになっているのも便利。

作った間取りを立体表示できるのも無料とは思えない高機能ぶり。


これだけの機能があって無料で使えるのですから、使わないと損です。
間取りソフトで迷ったら「せっけい倶楽部」を使ってみてください。
せっけい倶楽部の詳細はこちら
↓↓↓
「せっけい倶楽部」HOUTEC版とe-house版の違い
無料ソフトで満足できなかったら?
「せっけい倶楽部」は、無料とは思えない多機能ぶりで間取りもサクサク作れるのですが、しばらく使っていると物足りなくなってきました。
どこが物足りなくなってきたかというと『立体表示』の機能です。
「せっけい倶楽部」でも間取りを3D表示にしてグリグリといろいろな視点から見ることができます。
しかし、間取りを作った後に家の中を歩き回れる『ウォークスルー機能』がありません。
間取りを作るだけならこの機能は別に必要ないんですが、作った間取りを自由に歩き回れると生活動線を確認するのに役立ちます。
そんなわけで、わたしは無料ソフトで満足できずに有料ソフトを買ってしまいました。
詳細については、こちらの記事に書きましたので興味があればどうぞ。

間取り作成ソフトを使うデメリット
間取り作成ソフトを使うと家を建てたことのない素人でも簡単に間取りを作成することができます。ただ、建築の専門知識がないので、次のようなデメリットも考えておく必要があります。
- 実現できない間取りになる可能性がある。
間取り作成ソフトで自由に間取りを作成した場合、部屋の広さや明るさを重視して建築基準法に必要な柱や壁が十分になく、建築許可が下りない間取りになる可能性があります。 - 実際に使用する家具や家電などを置けない。
間取りを作っているときには十分に広い部屋だと思っていても、実際に使用する家具や家電が置けなかったり、家具を置くと生活に支障が出るくらい狭くなる可能性があります。 - 排水管や電気配線を考慮していない
建築素人が使う間取り作成ソフトでは電気配線や排水管まで考慮した間取りを作ることができないため、実際に家を作るときに配管が剥き出しになってしまう場合があります。
初めて家を建てるのだから、家を建てる専門知識がないのは当たり前です。間取りソフトで間取りを作るときは以上のような素人では設計するのが難しいところもあるので、プロの設計士と相談しながら決めていくことが間取りで失敗しないためには必要です。
究極の間取り作成術?!たった3分で理想の間取りを作る方法
自分で間取りを作ってみるとわかりますが、間取りの知識を勉強したり、間取りソフトの使い方を覚えたりと大変です。
でも、プロの設計士に依頼すれば、あなたは何もせずに待っているだけで理想の間取りを作ってくれます。しかも、無料で。
小さな工務店なんかは有料ってところもありますが、大手ハウスメーカーでは『無料』が当たり前です。
これってよく考えたら異常ですよね。
例えば、弁護士や経営コンサルタントを考えてみてください。
相談やアドバイスをもらうだけで相談料として1時間1万円請求されたりします。
なぜなら、その人たちの知識にそれだけの価値があるから。
それに比べて、ハウスメーカーの「間取りプラン」はどうでしょうか?
プロの建築士が考えた「間取りプラン」が無料です。
間取りプランの料金は住宅価格に上乗せされてる
なぜ、こんな『非常識』なことをやっているのか?
それは「建築契約」を取るためです。
まあ、住宅会社も儲けるためにやってるんですから、当然ですよね。
間取りプランは実質『無料』ですが、結局は住宅価格に上乗せされてるってことです。
間取りプランをもらうのは面倒くさい?
あなたは間取りプランをもらうのに住宅展示場へ行くのを面倒だと思っていませんか?
実は、その問題を解決する方法があります。
それは『タウンライフ』を利用する方法です。
『タウンライフ』は、一括資料請求サービスのひとつですが、他のサービスと違い、ネットだけで「間取りプラン」までもらうことができます。
約3分の申し込み手続きで複数の住宅会社があなたの間取りを作ってくれます。
間取りプランの一括申込みの詳細はこちら。

まとめ
良い家を作るためには良い間取りは欠かせません。
無料でも便利なソフトはたくさんあるので、いろいろ試して使いやすいものを見つけてください。