住宅展示場のアンケートに隠された「罠」と「パートナー選び」

家を買う前に

あなたは住宅購入を考えた時に、

「とりあえず住宅展示場に行ってみよう。」

と考えたことはありませんか?

住宅展示場へ行けば、モデルハウスがたくさんあるし、いろいろなハウスメーカーの住宅カタログももらえるので、家づくりを検討するのには便利です。

でも、初めての住宅購入を考えている初心者が、いきなり住宅展示場へ行くのは【危険】です。

住宅展示場のアンケートに隠された「罠」とは?

モデルハウスへ行くと、玄関のところで

「いらしゃいませ!こちらに記入をお願いします。」

と笑顔でアンケートへの記入を求められます。
このアンケートを書くと、お菓子やおもちゃが貰えるところもあり、小さな子供と行くと、景品欲しさに気軽に書いてしまいがちです。

でも、このアンケートに見えない「罠」が隠されています。

アンケートには、名前や連絡先などを書く項目があり、そこに書くと、家づくりの状況について数日後に電話がかかってきます。

まあ、電話ぐらいなら大したことはないのですが、悪質なのは、何の連絡もなく突然自宅を訪問してくる営業マンです。

向こうも仕事なので仕方ないのかもしれませんが、わたしも17〜19時の夕飯時の忙しい時間帯に来られたことがあり、こんな会社とは絶対に契約しないと思ったものです。

なので、住宅カタログが欲しいだけ、モデルハウスを見たいだけなら、絶対にアンケートに連絡先を書かないでください。

もし、アンケートの記入を求められても、

「まだ住宅購入は考えていないので、
 アンケートを書かずに見たいのですが、
 よろしいですか?」

と、言えば良いです。

モデルハウスやカタログを見せてもらうのに、アンケートにも書かないのは、申し訳ないと思うかもしれません。

でも、そんなことを心配する必要はありません。

営業担当者も買う気がない人に営業するよりも、買う気のある人に営業した方が売上につながるので、買う気がないなら、そのことを言ってくれた方が助かります。

このようにハウスメーカーはアンケートから入手した個人情報を使って、営業活動をしているわけです。

しかし、アンケートの罠はこれだけではありません。

あなたの知らないうちに「営業担当者」が決まる

モデルハウスでアンケートを書くと、その時に接客した人が、そのままあなたの「担当者」となります。

つまり、その会社で家を建てることになった場合、あなたの担当者は家が建った後もずっと変わりません。

これってすごく重要なことなんですが、家づくり初心者はこのことを知らないか、気にしていない人がほとんどです。

「営業担当者」が重要な理由

家づくりで大切なことは色々ありますが、特に重要なのは、あなたと住宅会社との連絡係となる「営業担当者」です。

なぜなら、あなたが最初に家づくりで相談するのも、あなたの「希望」を設計士や大工などの職人に伝えるのも「営業担当者」だからです。

営業担当者があなたの「希望」や「意図」を理解せずに、設計士や職人に伝えていたら、どんなに評判の良い住宅会社でもあなたが満足できる家を建てることはできません。

あなたの希望を聞いて、その本質を理解してから提案してくれる人もいれば、あなたの希望を聞いて、そのまま採用して何も提案しない人もいるわけです。

住宅会社の営業担当者を決めるということは、家づくりのパートナーを決めるということです。

これからずっと住む家を一緒に作るわけですから、「家づくりパートナー」となる担当者は「結婚相手」のようなものです。

初めて訪問したモデルハウスでアンケートを書くということは、まだ初対面で名前を聞いただけの相手から、

「これに名前を書いてください」

と、いきなり「婚約届」を出されるようなものです。

このようなことが住宅展示場では当たり前のように行われています。

幸せな結婚生活をするためにも、良い家を作るためにも「パートナー選び」が重要です。
一度決めたパートナーとは簡単に別れることができません。

もし、モデルハウスのアンケートを書くことになったら、そのことをよく考えてから記入してください。

アンケートを使えば「担当者」を指名できる

実は、住宅展示場のアンケートをうまく使うとあなたが担当者を「指名」することができます。

初めて住宅展示場へ行く人はハウスメーカー選びに気を取られて、担当者のことはあまり気にしていないことが多いです。

しかし、良い家を作ろうと思ったら、親身になって考えてくれる担当者は欠かせません。

髪を切りに行く時に、家の近くだからという理由だけで、ヘアサロンを選ぶ人は少ないと思います。

価格であったり、店の雰囲気、お気に入りのヘアースタイリストがいるなど何かこだわりを持ってお店を選んでいると思います。

ヘアサロンのスタイリストと同じように家づくりのパートナーも慎重に選ぶ必要があります。

家づくりのパートナーとなる担当者を運任せで決めるのはあまりにも無謀です。

そのためにも、住宅展示場へ行ったときに、何も考えずにアンケートを書かないでください。

何度も住宅展示場へ行き、

「この人に担当してもらいたい!」

と思える担当者を見つけたら、その人を指名するためにアンケートを書きましょう。

良い家を作るための第一歩として、ぜひ良い担当者を見つけてください。

良い担当者とは?

良い家を作るためには、良い担当者を選ぶことが重要です。

では、どんな人が良い担当者なのでしょうか?

それは「正確な情報を伝えてくれる人」です。

ほとんどの営業担当者は、自分の会社の良いところを説明します。

それ自体は別に問題ないのですが、問題なのは、デメリットも含めた他の情報を正しく教えてくれないことです。

例えば、あなたが床暖房を検討していて営業担当者に相談した場合です。

まず、床暖房のメリット、デメリットとしてこのうようなものがあります。

■床暖房のメリット
・床から温まるので足が冷えない
・エアコンいらずで空気が乾燥しない
・布団がいらない
・電気代が安い(温水循環式床暖房)

■床暖房のデメリット
・メンテナンス費用が高い
・故障時の修理費用が高い
・温度調節が難しい
・電気代が高い(電気ヒート式床暖房)

営業担当者としてA、B、Cの3人がいたとします。
それぞれの担当者に聞いたところ、このように説明してくれました。

【担当者A】
床暖房が住宅の標準装備をして採用されている会社の担当者。

床暖房のメリットについて詳しく教えてくれた。
初期費用についてのデメリットは教えてくれたが、その他にことについてはほとんど触れなかった。

【担当者B】
床暖房はオプションとして扱っている会社の担当者。

エアコンと比較した場合の床暖房のメリットやデメリットを詳しく教えてくれた。

【担当者C】
規格型住宅を扱っていない会社の担当者。

エアコンと比べた場合の床暖房のメリット・デメリットだけでなく、今まで知らなかった「全館空調」や「床下エアコン」などについても教えてくれた。

わたしが良い営業担当者と考えるのは「担当者C」のような人です。

ほとんどの営業担当者はあなたが知らない知識を持っています。

しかし、それをあなたに伝える意欲がなかったり、会社の利益のならないから話せない場合もあります。

でも、そんな担当者の都合は、あなたには関係ありません。
正しい情報を公平に伝えてくれる担当者が「良い担当者」です。

もし、担当者を変えたくなったら?

住宅展示場へ行ってアンケートを書くとあなたの担当者が決まります。

では、ハウスメーカーは気に入ったけど、担当者が期待ハズレだった場合はどうすれば良いでしょうか?

そんなときの解決方法を3つ紹介します。

1.他の住宅展示場で新しい担当者を見つける

大手ハウスメーカー限定にはなりますが、
アンケートを書いた住宅展示場とは別の展示場へ行って
新しい担当者を見つける方法です。

デメリットとしては、打ち合わせ場所が遠くなるなどです。

2.担当者の上司に担当替えを申し出る

営業担当者の上司に事情を説明して担当者を替えてもらう方法です。

この場合、担当者を替えるだけの十分な理由が必要になります。

例えば、

「家づくりを御社でと思っているのですが、
担当者の〇〇さんとは、意思疎通が上手く行かず、
納得できる家づくりができそうにありません。」

などと伝えることです。

これまでの担当者には、申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、そんな事を気にしていたら、不満だらけの家が建ってしまいます。

家と担当者は一生の付き合いになるかもしれないのですから、遠慮していたら、一生後悔することになるので、ここは勇気を出して変えてもらいましょう。

担当者替えを申し出るときには注意点があります。
それは「契約前」にするということです。

営業担当者の給料は「歩合制」です。
つまり、契約を取ると1件いくらという形で給料が出ます。

なので、契約後に担当者を変えても、新しい担当者には歩合分の給料が入らず、やる気がなく対応をされる可能性があるからです。

3.担当者替えを諦める

今の担当者に期待することを諦めます。

ただ、そのまま担当者に任せておくと不安なので、第3者に依頼して問題がないかチェックしてもらいます。

具体的には「家づくり セカンドオピニオン」などとネット検索して、プロの建築士から適切なアドバイスをくれるサービスを利用します。

この方法は、担当者に不満がなくても利用できます。

特に、間取り作成などで利用すれば、
担当者とはまったく違った意見がもらえて、
より生活しやすい間取りができる可能性があります。

まとめ

家づくりに興味を持った時に、いきなり「住宅展示場」へ行って「アンケート」は絶対に書かないでください。

アンケートを書くことで、あなたの「営業担当者」が決まります。

住宅展示場へ行けば、早く情報が集められそうですが、基礎知識がない状態だと何を聞けば良いのかもわからないです。
まずは、ネットや書籍で家づくりの情報を集めてください。

そして、家づくりの基礎知識が身に付いたら、住宅展示場へ行きましょう。

そうすれば、営業担当者にどんなことを聞いた方が良いのか、どこを比較すれば良いのかがわかるようになっているはずです。

いろいろな担当者に会って話を聞いて、

「この人にお願いしたい!」

と思える担当者を見つけてからアンケートを書いてください。

注文住宅で後悔しないための家づくりの流れ

1.注文住宅について学ぶ

注文住宅の勉強をする
注文住宅で家を建てるために必要な基礎知識を学んでいきます。
この基礎知識がないと、たくさんの住宅会社を比較してもどこが良いのかを判断することができません。
インターネットの住宅サイトで学んでも良いですが、おすすめは書籍で学ぶ方法です。
書籍で勉強する時は、1人の書籍だけだと情報が偏る可能性があるので、最低でも著者の違う本を3〜5冊は読んでください。

2.新築建売や中古住宅などを実際に見に行く

住宅を見に行く
家づくりの基礎知識がわかったら、実際に建てられている住宅を見に行ってみましょう。
住宅展示場へ行くのも良いのですが、モデルハウスは実際に人が住む家ではないのであまり参考になりません。
それよりも、実際に人が住むことを前提としている「新築(建売)」や人が住んでいた「中古物件」などを積極的に見ていってください。
実際の家をたくさん見ることで、今のトレンドや実際に生活したときのイメージを具体的に想像することができます。

3.住宅会社を比較して決める

住宅会社を選ぶ
あなたが住みたい家のイメージが固まってきたら、いよいよ家を建てるパートナーとなる住宅会社探しです。
カタログだけをもらいに住宅展示場へ行くのも良いのですが、カタログをもらうためにはアンケートを書いたり営業マンと話をするのが面倒です。
そんな時は「住宅カタログ一括請求」を利用すると、3分程度の手続きで複数業者に一括で資料請求ができます。
各社から資料が届いたら、予算や工法、間取り、担当者などを比較してあなたの希望に合った業者を選んでください。

→ 住宅カタログの一括資料請求はこちら

間取り比較サービス

複数の間取りプランを比較して満足度120%の家を作りたいなら!

>>詳細はこちら<<

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

あなたにおすすめの記事

ページの先頭へ