日本のタンスといえば「桐たんす」というほど
わたしの中ではメジャーなものです。
桐たんすは着物や和服を収納するものと
して良く知られていますが、いくつか種類が
あるということはあまり知られていません。
桐たんすと言えば上下で観音開きと引き出しに
別れていて着物を収納する衣装盆が付いている
「和タンス」を連想する人がほとんどだと思います。
しかし、他にも整理タンス、小袖タンス、
帯タンス、洋服タンスがあり、着物だけでなく
洋服の収納にも普通に使えます。
なぜ、日本では桐たんすが有名なのでしょうか?
それは素材として使われている桐の特性が関係しています。
桐タンスは外の湿気が高くなるとタンスが
膨張して湿気が入るのを防ぎ、中は常に乾燥した状態を
保てるのです。
湿気をふせぐことで高温多湿を好むカビや虫が
付きにくくしてくれます。
水を吸収しやすい性質があるので
火事のときにも強いと言われています。
これは火事のときには消防車からの放水された
水を吸収して、燃えにくくなり、結果的に
火に強くなるというわけです。
水を含むと膨張するので大雨などで
もし浸水したとしても中に水が入りにくい
ということで水にも強いと言われています。
桐たんすは湿気、虫、カビ、火、水に
強いということでいいことづくめですが
難点として価格が高いんですよね。
こればっかりは手作りの職人技になるので
なかなか安くなりませんが、桐たんすは
孫の代まで使えるという堅牢さがウリです。
他のタンスと違い手入れやメンテナンスをすれば
常にキレイな状態を保てるという特徴もあります。
仮に表面が黒く汚れてしまったとしても
表面を削り直しすることで新品同然の状態に
再生することができるのです。
他のタンスではこうはいきません。
何世代も受け継いでいく家具として
桐たんすは万能家具といっても良いでしょう。