「新築、特に注文住宅は高い!」
注文住宅は建売よりも高くなるのは仕方ないって思ってませんか?
しかし、注文住宅でも価格を安く抑える方法があります。
住宅メーカーに値引き要求するという直接的な方法もありますが、過度の値引きは手抜き工事の原因となるのでオススメはできません。
せっかく建てた新築が欠陥住宅になってしまったら泣くに泣けません。
今回紹介する方法は、ハウスメーカーや住宅会社に負担をかけずに、建築費用を抑えるための12のテクニックを紹介していきます。
注文住宅の費用を安くできる方法ばかりなので、ぜひ参考にして実行してみてください。
1.素直に予算を伝える
どれくらいの予算で家を建てたいのかを住宅メーカーに素直に伝えます。
はじめに無理のない予算を伝えることで安く建てられる住宅メーカーが絞れるので無駄な打ち合わせ時間を節約することができます。
2.こだわるところ以外は必要最低限にする
建物の構造、断熱性能など後から補強が困難なところにお金をかけて家を建てます。
住宅設備のショールームへ行くと、高機能なシステムキッチンやユニットバスがありますが、上を見ると切りがないので本当に必要だと思う機能だけを選びましょう。
家を建ててからでも簡単に交換や買い替えのできる家電などは必要最低限のものにして、10年後とか20年後のリフォーム時期に住宅設備も買い替える。
3.施主支給する
住宅メーカーから住宅設備を買わずに、施主がシステムキッチンやユニットバスを直接買って住宅会社へ設置をお願いする方法です。
特にシステムキッチンやユニットバスは定価がないようなものなので、施主支給で購入すると50万円以上安くなることがあります。
4.施工面積(床面積)を小さくする
床面積が広いとそれだけ基礎工事が増えるので、床面積を小さくして2階建てにした方が費用が安くなります。
同じ理由で、同じ床面積で作るなら1階の床面積よりも2階の床面積が小さい「部分2階建て」よりも、1階と2階の床面積がほぼ同じになる「総二階建て」の方が安くなります。
5.家の形をシンプルな箱型にする
家を正方形に近い凹凸の少なく形にすることで下地材、仕上げ材を無駄なく使え、工事の手間が減るので安くできます。
6.部屋や廊下を減らしてオープンにする
小さな部屋は廊下を増やすとそれだけ壁や照明器具が必要となるので高くなります。
広い部屋を少なく作って廊下も減らすことでコストダウンをすることができます。
また、広い部屋なら子供がいるときにはカーテンや家具で仕切って子供部屋を作り、子供が巣立った後は部屋を広く使えるので将来的に無駄な部屋ができないという利点があります。
7.大工さんに家具を作ってもらう
家の収納家具を家具屋で購入するより、大工さんに作ってもらった方が安く済む場合があります。
デザインなどにこだわりがないならオーダー家具を安く作ってもらえます。
8.DIY(照明器具・カーテンの取り付け、外構)
建築に関係ないようなカーテンや照明器具を自分で買って取り付けます。
他にも、塗装や左官、外構などをDIYでやればそれだけ費用が安くなります。
特に庭やウッドデッキは比較的簡単で、費用を大きく節約できるのでオススメです。
9.登記手続きを自分でやる
何も言わないと住宅メーカーがやってくれる登記関係の手続きを自分でやると10万円程度節約できます。
自分で登記手続きをするのは難しいと思われるかも知れませんが、書き方などはネットで調べればわかるので意外と簡単です。
図面を書く必要がありますが、初めてでも1時間ほどで書けます。
一枚の図面を描くだけで10万円の節約になるんですから、やらなきゃ損です。
10.現場見学会(完成見学会)で割引してもらう
住宅を作っている時の現場見学会や完成見学会をやることを条件に割引してもらう方法です。
見学会をやったら必ず割引をしてくれるわけではないので、見学会の割引があるかどうかは建築契約をする前にしておいた方が確実です。
11.補助金、助成金を利用する
新築で家を建てるときに、国や自治体から補助金が出る場合があります。
最近では、太陽光発電などのエコ住宅に補助金が支給されています。
補助金、助成金はいろいろあるのですが、手間がかかるので住宅メーカーが教えてくれないこともあるので自分から積極的に情報収集をしましょう。
12.相見積もりを取る
複数の住宅会社から見積もりをもらう方法です。
住宅の要望がある程度決まったら、相見積もりをすると安い住宅会社を簡単に見つけることができます。
一番比較しやすいのは設計事務所に図面と精算書を作ってもらって、その図面で相見積もりをする方法です。
設計事務所を使わなかったとしても、相見積もりをすれば相場がわかります。
野菜の値段は比べるのに、住宅価格は比較しない?
野菜を買うときに「あっちのスーパーの方が30円が安かった」なんて気にしたことありませんか?
他にも、テレビや冷蔵庫、ドライヤーなどの生活家電を買うときに電気屋をハシゴしたり、ネットで最安値を探したりしますよね。
わたしは1万円以上の家電を買う時は必ず『価格.com』で最安値を調べてから買い物してます。
『価格.com』にない場合は、『アマゾン』と『楽天市場』『ヨドバシカメラ』の最低3箇所はチェックして100円でも安いところを探します。
では、住宅についてはどうでしょうか?
「よくわからないから」
「営業されるのがイヤだから」
「めんどくさいから」
なんて理由で比較するのを避けていませんか?
野菜の数十円の差を気にするのに、住宅の数百万円を差を気にしないなんておかしいですよね?
住宅購入は一生に一度の買い物なんですから、住宅会社の比較をしないなんて選択肢はありません。
1社づつ相見積もりを申し込むのが面倒ならネットでも簡単に申し込みする方法があります。
まとめ
家づくりを安くするコツはいろいろありますが、考え方としては次の3つです。
「必要なものだけを購入する」
「自分でできることは自分でやる」
「住宅価格を比較する」
注文住宅では、あれもしたい、これもしたいと夢が膨らみますが、20年後、30年後を考えて本当にそれが必要なのかを考えてみましょう。
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