それまで住んでいた木造在来工法の2階建て住宅を取り壊し、
跡地の他に隣地を買い足して、そこに二世帯住宅を建てました。
建て替えに際しては住宅展示場を廻り情報を少しずつ集めました。
そして展示場を見てまわった感想を家族で話し合い、
どこがいいかとなったとき、一番人気があったのは
ツーバイフォー工法のトップメーカーであるMホームでした。
私もそれに異存はなく、デザインがなかなか洗練されているだけでなく、
将来の間取り変更が自由に出来る点は家族構成の変化に
対応しやすいだろうと考えMホームかなと思いました。
ところが実際に我が家の建築主であり大蔵省でもある両親は、
あくまでコストパフォーマンスでものを考えますので、相見積もりを取ると
Mホームは高いと難色を示し出しました。
ただ、敷地半分は庭にしたいという考えから、
隣地を買い足しても二世帯住宅にするには3階建てが必須であることは
誰の目にも明らかであり、それにはツーバイフォー工法が地震に強く
安全であることは一家全員のコンセンサスになっていましたので、
Mホームの他にツーバイフォー工法で施工をするメーカーを探そう
という話にまとまりました。
展示場で見た別のツーバイフォーメーカーはS不動産でした。
早速連絡を入れると、坪単価はMホームよりお安く出来るということで、
両親はそれならもうS不動産でいいじゃないかと
なかば決め討ちをしてきました。
お金を出すのは両親ですから逆らうことも出来ず
結局S不動産にしたのですが、唯一つ後悔しているのは、
将来的な建て替えがMホームほど自由には出来ないことです。
予算と将来性のどちらを優先させるのか
どうも、tomoです。
今回は二世帯住宅を建てたときの体験談でした。
家族で良いと思ったハウスメーカーがあったのに、相見積もりをしてみると他と比べて高い。
どんなに希望に合う住宅でも、予算が合わなければ家を建てることはできません。
特に二世帯住宅のように家族が増えるとなかなか意見が合わないので折り合いをつけるのが難しくなってきます。
今回の話では、親が資金を出してくれるということで親の意見が優先されたわけですが、間取りの変更が自由にできない点が心配ってことですよね。
まあ、将来のことなので間取りの変更が必要になるかどうかはわからないですが、長く住み続けるなら間取りの自由度が高い方が良いですし、もし、住宅が不要になって売却をすることになったときにもプラスになると思います。
相見積もりをしたときの金額差がわかりませんが、100万円程度の差で支払える余裕があるなら、わたしなら間取りの自由度が高い方のハウスメーカーで家を建てます。
家を建てるときは新築時の生活だけでなく、売却する気がなかったとしても、20年後に空き家になる可能性も考えて設計しておくことは子供たちへの遺産として考えておいた方が安心です。