住宅購入を考え始めると、
「賃貸生活を続けるのと住宅購入をするのはどっちが得?」
と一度は考えたことがあると思います。
ここでは「賃貸」と「持ち家」で住み続けた場合のメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
それぞれのメリット・デメリットを知ることで、あなたにとってどちらの住まいの方が良いのかがわかりやすくなるはずです。
賃貸のメリット・デメリット
賃貸住宅のメリット・デメリットを紹介していきます。
賃貸のメリット
- 駅まで徒歩5分など立地条件が良い
- 収入によって家賃の高い部屋や低い部屋に変えられる
- 家族構成の変化に合わせて部屋を変えられる
- 建物の修繕や老朽化のことを心配しなくて良い
- 環境が気に入らなければ簡単に引っ越しができる
- 老後は老人ホームなどの高齢者住宅に入る選択肢もある
賃貸のデメリット
- 家賃を払い続けても自分のものにならない
- 家賃を払い続けなかれば住み続けられない
- 2年に一度、契約更新料を払う必要がある
- リフォームや部屋の間取り、設備を自由に変えることができない
- 不動産会社や借り主の都合で契約を打ち切られることがある
持ち家のメリット・デメリット
持ち家のメリット・デメリットを紹介していきます。
持ち家のメリット・デメリット
- 家賃を払う必要がない
- 「持ち家」であることで社会的信用を得られる
- 持ち家があるという満足感・安心感が持てる
- 住宅ローンが完済すれば経済的負担が軽くなる
- 間取りを変えたり、キッチンを変えたり、リフォームが自由にできる
- 注文住宅なら間取りを自由に決められる
- 広い敷地があれば、駐車場や庭を作ることができる
- 隣の家と離れているので音漏れなどを気にしなくて良い
- 資産になる
持ち家のメリット・デメリット
- 家を買うための初期費用が必要
- 住宅の維持管理が必要
- 35年など長期間の住宅ローンが必要になる場合がある
- 家族構成やライフスタイルが変わっても簡単に建替えできない
- 住宅を処分する時に売値が安かったり、買い手がつかない場合がある
- 家を買った後に毎年、固定資産税や都市計画税などが徴収される
- 町内会や組合などの役職が回ってくることがある
- 近隣トラブルなどがあっても簡単に引っ越しできない
老後を考えた時の「賃貸」と「持ち家」の違い
体が健康で元気に働けるうちは、「賃貸」でも「持ち家」でも困ることはないです。
しかし、年を取って仕事ができなくなったり、定年退職した場合はどうでしょうか?
子どもたちと一緒に暮らせるなら、問題なく暮らせますが、老後に一人で暮らす場合は賃貸に払うお金を貯蓄して置かなければなりません。
老後になると、保証人の問題もあるので賃貸が借りにくくなるという問題もあります。
老人の一人暮らしだと孤独死になる可能性が高いので部屋を貸してくれる不動産屋は少なくなるでしょうね。
その点、「持ち家」を購入した場合は、住宅ローンの支払さえ終わってしまえば、後は固定資産税の支払いだけなので、経済的にはかなり楽になります。
持ち家は資産?負債?
住宅会社の宣伝文句として
「賃貸は資産になりませんが、持ち家は資産になります!」
というものがあります。
でも、これってウソで、持ち家がすべて『資産』になるわけじゃありません。
誰かが住んでいるうちは良いですが、誰も住まなくなって売りたいのに売れない状態になったらどうでしょう?
それは『資産』ではなく『負債』です。
持ち家が『資産』になるか『負債』になるかを分けるのは『立地』です。
家を処分したいと思った時にすぐに売れるなら『資産』。
すぐに売れず、買い手がつかないなら『負債』です。
あとは、子供や孫がその家に住み続けたければ『資産』、住みたくなければ『負債』です。
持ち家を『資産』として持ち続けたいなら、客観的に見て価値がある立地に家を建てましょう。
住居はどんな生活をしたいのかで決める
住まい選びにはどちらが正解という明確な答えがありません。
駅から徒歩5分をメリットと感じる人もいれば、駅の近くは人が多くて騒がしいので嫌だと思う人もいます。
木や森に囲まれた静かな場所をメリットと思う人もいれば、車で買い物に行かないといけないのが面倒だと思う人もいます。
どんな住宅で暮らすかは、メリットやデメリットを考えるのも大切ですが、一番に重要なのは、あなたがどんな生活をしたいのかってことです。
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