今回は、小さいけど素敵な家のおしゃれで機能的な間取りの秘密についてご紹介します。
家づくりでは、たくさんの部屋があって大きな家を建てることに憧れるかもしれませんが、実際に住んでみると思った以上に生活スペースが余ったり、掃除や整理整頓が大変です。
しかし、小さな家でもおしゃれで快適な暮らしが実現することができるんです!
今回は、小さな家の間取りや、おしゃれで機能的な設備・家具の選び方、そして家具や雑貨の収納術について紹介していきます。どうぞお楽しみに!
玄関や廊下をできるだけ狭くする
家を建てる際に、できるだけ広々とした空間を作りたいと考えるかもしれませんが、実は玄関や廊下はできるだけ狭くすることがおすすめされています。今回は、その理由と狭くすることのメリットについて解説します。
まず、玄関や廊下を狭くする理由としては、スペースの有効活用が挙げられます。
広々とした玄関や廊下は見た目には美しく見えますが、実際に使ってみるとスペースが余りがちで、有効活用できていない場合があります。
特に日本の住宅事情では、敷地面積に限りがあるため、スペースの有効活用は重要なポイントとなります。
廊下や玄関を狭くすることによって、面積を減らすことができるため、建築コストの削減にもつながります。
一方で、スペースを広く取りたいリビングやキッチンの面積を拡大することができるため、暮らしやすい住空間を実現できます。
さらに、狭いスペースをうまく利用することで、家全体をスマートに見せることもできます。
例えば、狭い玄関を収納スペースとして活用することで、シューズラックやコートハンガー、傘立てなどをすっきり収納することができます。
また、廊下をデッドスペースにするのではなく、棚や収納スペースを設けることで、家族全員が使うものをまとめて収納することも可能です。
玄関や廊下はスペースの無駄遣いになりがちですが、必要な機能を備えつつも、できるだけ狭くすることで、家全体を快適に、スマートに使うことができます。
廊下を無くしてリビングを広げる
思い切って廊下をなくす選択肢もあります。
有効活用できるスペースを増やし、家の広さを感じることができます。
また、廊下は家の中を移動する際の通路の役割が多いので、家族が集まって過ごす場所ではありません。
そのため、廊下をなくすことで、家族がより多くの時間を過ごせるリビングを広くすることができます。
まず、廊下をなくすためには、間取りを工夫する必要があります。
例えば、リビングやダイニングキッチンを中心に配置することで、家の中を移動する必要がなくなります。
また、部屋と部屋の間に引き戸を設置することで、通路としての廊下を作らずに、スペースを最大限に有効活用することができます。
引き戸やドアは気密性や防音性に優れたものを使用することで、プライバシーの確保や生活音の軽減につながります。
ただし、廊下をなくすことで、家の中に圧迫感を感じることがあるため、必要最低限のスペースを確保することが大切です。
また、家族のライフスタイルや生活環境に合わせた間取りの設計が必要になるため、プロの建築家や設計士に相談することがおすすめです。
狭いスペースをうまく活用することで、小さくても素敵な家を実現することができます。
収納スペースをうまく使い分ける
収納スペースの有効活用がポイントです。
小さな家では、荷物を置く場所が限られているため、収納スペースをうまく使い分けることが必要です。
限られたスペースを有効活用することで、生活空間を快適に保ちながら、必要なものをすぐに手に取ることができます。例えば、押入れやクローゼットは、衣類や寝具などを収納するのに最適です。
他にも小さな家で収納スペースをうまく使い分けるアイデアを紹介します。
多目的家具を活用する
収納スペースが限られている場合、多目的家具を活用することで、スペースを節約できます。例えば、ベッド下に引き出しを設置することで、寝具や衣類をしまうことができます。また、収納スペースが少ないキッチンでは、カウンター下に引き出しを設置することで、調理器具や食器を収納することができます。
壁面を有効活用する
壁面を有効活用することで、収納スペースを増やすことができます。壁面に棚を取り付けることで、本や小物などを収納することができます。また、キッチンや洗面所では、壁面に吊り棚を取り付けることで、調理器具や洗面用品を収納することができます。
床下収納を活用する
床下は無駄なスペースが多く有効に活用されていません。床下収納は、その無駄なスペースを利用して、収納力を増やすことができます。例えば、季節外の衣類やブランケット、布団などの大型のものを収納することができます。
また、キッチン周りの備品や食器、調味料などを収納することも可能です。
ただし、湿気には注意が必要です。床下は風通しが悪く湿気がこもりやすいため、湿気対策をして収納しましょう。
ロフトを作って生活スペースを広げる
天井の高い部屋やスペースを活用して、収納スペースやベッドルーム、書斎、子供部屋などを作って限られた床面積でも収納や生活スペースを確保することができます。
また、ロフトは空間の利用効率を高めるだけでなく、インテリアのアクセントにもなります。
木材や鉄骨を使ったデザイン性の高いロフトを設置すれば、空間に温かみや個性のある部屋に。
家具の配置に気を付ける
小さな家では、家具が部屋を圧迫してしまいがちなので、家具の配置にも工夫が必要です。
そこで、家具はできるだけコンパクトなものを選び、必要最低限のものに絞ることが大切。
コンパクトな家具
スペースを最大限に活用するためにコンパクトな家具が必要です。
折りたたみ式のダイニングテーブル、収納付きのベッドフレーム、スリムな本棚などがあります。
収納のある多目的な家具
収納がついている家具がとても便利です。
例えば、収納スペース付きのベンチやベッド下収納、テーブルの下に収納できるスツールなどがあります。
以上のように、小さな家にもおしゃれで機能的な間取りを実現することができます。無駄なスペースを省いたり、収納スペースを有効活用することで、快適な居住空間を実現しましょう。
小さな家の間取りの実例
小さな家の実際の間取りを見るなら、狭小住宅のカタログを参考にしてください。
ハウスメーカーのカタログには、狭小住宅を扱ったものが多くあり、コンパクトで機能的な間取りや、省スペースの収納アイデア、そして必要最低限な設備など、小さな家に必要な情報が盛りだくさんです。
カタログは、住宅展示場やショールームに置いてあります。
ハウスメーカーの担当者も近くにいるので、わからないことをすぐに聞けるというメリットがあります。
また、インターネット上でも多くの狭小住宅のカタログが公開されていて、ハウスメーカーや不動産会社のウェブサイトなどから探すことができます。
ネットで探すのが面倒だったり、紙のカタログで見たい場合は、無料の資料請求をするのが簡単です。
自分たちのライフスタイルや好みに合わせたカタログを選ぶことが大切です。
自分たちが快適に暮らせる家を見つけるために、慎重に探してみましょう。
まとめ
家族との距離が近く、お掃除やお片付け、メンテナンスも楽なのが小さな家の魅力です。必要なものを大切にしてムダなものを増やさないシンプルな暮らしを送れます。
家族人数に合わせて家を建てられるのが理想ですが、間取りの工夫で小さくても十分な家を作ることができます。
小さな家は建設費用も安く、税金も少なく済むというメリットもあります。
小さな家でも豊かな暮らしを実現することができます。