今回は夫婦、子供(2歳)の3人家族で注文住宅を購入した『トモゾウさん』の体験談を伺っていきます。
住宅でこだわったところは?
住宅を購入で重視したところはどんなところですか?
まず、立地や予算の条件としては、実家から近いこと、予算内(3000万円以下)であること、できればニュータウンのような同世代(近所に子供がいて一緒に遊べる)がいるなどです。
同世代の子供がいる地域だと子供もうれしいですね。
建物の希望としては、
・キッチンに勝手口ドア設置し建物裏側外用ゴミ箱直結できること
・ミストサウナ、床暖房
・二階の部屋数が3部屋以上
・コンセント位置の増設
・一階及び二階の道路面の窓にシャッター雨戸、ペアガラス
・対面キッチン
・リビングの掃き出し窓の大きさ重視
・外構カーポート設置
などです。
実際に住んでみてどうでしたか?
キッチンから建物の裏側へ直結できる勝手口は設置してよかったと思います。
かさばるペットボトルや回収に日数がかかる缶、ビンなどが外観を損ねることなく、キッチン周りがゴチャゴチャにもならず、屋外ゴミ箱に収納できます。
キッチン周りにゴミ置き場がないのはスッキリして良さそうですね。
キッチンの隣が洗面所、お風呂なので、子供が遊んで濡れたり汚れたりしたときは、玄関を通さずに勝手口からお風呂に入れます。
帰ってきて、最短ルートでお風呂へ行けるのは小さな子供がいるときは助かりますね。
持ち家ということもあり、数年経てば、子供が汚す、傷つけるなどは気にしなくなりました。
賃貸だったら、そうはならないでしょうね。
賃貸だと傷や汚れは現状回復して返さないといけませんからね。
周りの住環境も子育て世代が多く、敷地内で一緒にBBQをしたり楽しく過ごせています。
近所に同世代の家族が多いと話も合うので家族ぐるみの付き合いもしやすそうですね。
住宅を購入して失敗したこと
では、逆に失敗した点などはありますか?
床暖房については、キッチン、ダイニング、リビング全てに設置しましたが、常用するのはリビングだけでした。
工事をしてしまったので、今更解体することもできず、そのままですが、もっとリアルな生活習慣を想定し、場所を限定的にするべきでした。
床暖房は費用がかかりますからね。
外構の芝生についても失敗でした。
芝生でどんな失敗ですか?
日当たりの悪い所に芝生を敷いたため枯れたり、苔、キノコが生えるなど外観が悪くなるだけでなく、野良猫が居坐るなどで早々に芝生を排除することになりました。
野良猫がくると糞などの被害もありますからね。
そうなんですよ。そこで固まる砂や、防草シートなど工夫しましたが、見た目がよくなく、初めからコンクリートや飾り石などにすべきだったと後悔しています。
芝生をキレイに維持するのは大変ですよね。
ミストサウナについては、利用するのが冬場のみでしたが、保証期間10年を経ってから、内部の給水ホースが詰まり、メーカー修理で費用支出がありました。
メンテナンスは素人では難しい所があり、今後、何かあればメーカー修理を頼むことになるかと思うと、設置費用ほどの効果償却が出来たのかと考えてしまいます。
専門機械はメンテナンス費用も考えておいた方が良いですね。
リビングの掃き出し窓サイズについては、思った以上に日当たりが良すぎて、夏場は窓付近が暑すぎる状態となりました。エアコンの設定温度で戦っています。
カーテンは設置してますか?
日差し対策として窓外側に日除けカーテン、窓内側に遮光カーテンを設置しました。
でも、内側カーテンを閉めると部屋が暗いので開けておくしかなく、日射時間や遮光状態を考えてから窓の大きさを決めるべきでした。
日射時間などは素人ではなかなか計算できないですからね。
こういうところは建築会社がしっかりフォローしてほしいところですね。
貴重な体験談ありがとうございました。
日射遮蔽と日射取得を考える住宅会社を探す
住宅を建てるときには日当たりについて提案してくれる住宅会社がほとんどだと思います。
しかし、省エネ住宅を建てたいなら、もっと突っ込んで『夏の日射遮蔽』『冬の日射取得』まで考えて提案してくれる住宅会社を探すことをオススメします。
『夏の日射遮蔽』とは、部屋の中が夏の日差しで暑くなりすぎないように窓に適切な長さの庇(ひさし)やアウターシェードと呼ばれる外付けの日射遮蔽措置のことです。
『冬の日射取得』は暖房に頼らず日差しだけで部屋を暖められます。
特別な工事をしなくても窓の設置の仕方だけで部屋を暖められるので、冬の光熱費を上げなくて済むので結果的に得になります。
住宅会社が日当たりについてどこまで考えてくれているかは実際に聞いてみないとわかりません。
希望に合う会社を探すには情報を集めることが一番です。
積極的に資料請求などをして情報を集めましょう。