家の軒下に小さなフンがアチコチに落ちていて、最初は鳥の糞かと思ってましたが、どうやら空き家の屋根裏に住んでいるコウモリが我が家の軒下にきていることがわかりました。
コウモリが軒下で糞や尿をしないために自分たちでやった対策とコウモリ駆除の費用を調べてみました。
コウモリが壁を汚しフンを落とす
黒い壁が白く汚れている、白い壁が茶色く汚れている、そして壁際に小さな糞が落ちている。
これらは全部コウモリが原因です。
白い汚れはコウモリのオシッコ、茶色い汚れはコウモリのお腹のアブラ。
このアブラ汚れで家に来ているのは「アブラコウモリ」だとわかりました。
コウモリが壁で休憩して飛ぶ時にフンを落としているようです。
黒い壁に白い汚れは目立つので落とそうと思い、ハシゴでよじ登って水で流しても、ブラシで擦ってもぜんぜん落ちませんでした。
汚されるだけでも嫌なのに、汚れを落とそうと思っても落とせないので余計に腹が立ちます。
コウモリ駆除業者に相談する前にやったこと
軒下にある糞がコウモリのものだとわかったときに、市販のコウモリ忌避グッズを買ってみましたが、あまり効果がなかったので、コウモリ駆除業者をネットで調べて見積もりをもらうことにしました。
コウモリ駆除業者3社に連絡をして無料見積りをもらう
「これは自分で対処するには無理だ」と思いコウモリ駆除業者に相談することにしました。
『コウモリ駆除』でネット検索するといろいろな業者がでてくるので、無料見積りがもらえるところ3社に見積もりをもらうことにしました。
まとめて見積もりをもらいたいなら【コウモリ駆除navi】の方が良いかも。
見積もりの流れは、電話やネットで問い合わせをすると、現地調査をする担当者から改めて電話がかかってきて、調査日時を決めるという流れでした。
わたしが電話をしたのは6月でしたが、けっこう忙しくようで現地調査の日程にほとんど空きがありませんでした。
1社目:瓦の隙間をネットで埋める
最初にきた業者は、前のお客さんのところで時間がかかったようで1時間位遅れてやってきました。
もう暗くなっていたので、電灯で照らしながらコウモリがやってくる軒下を確認、コウモリの被害のあるところを写真に撮り、瓦の隙間にコウモリが入り込むということを教えてくれました。
隣の空き家の屋根からコウモリが出てくるところを見て
「これは100匹以上住んでますね。」
と恐ろしいことをいって、さらには
「空き家が取り壊しにならないと対策してもあまり意味ないかもしれませんね。」
「もし、空き家が取り壊されても、コウモリたちが住処を求めてこちらの家に住み着く可能性が高いです。」
「空き家が取り壊されてから隙間を埋める工事をした方が良いかもしれません。」
というアドバイスをくれました。
現地を見てから、車に戻って10分ほどで見積もりを作ってくれました。
隙間を埋める工事の費用は約60万円。
2階の屋根に工事するので高所作業車を使う必要があるなど、色々説明してくれましたが、正直この費用は高い。
2社目:軒下にアクリル板を設置
2社目の業者も、屋根瓦の下に隙間があることと壁がザラザラしているのでコウモリが捕まりやすいということを説明してくれました。
軒下の白い壁が茶色くなっているのは、アブラコウモリのお腹についている油が付いて汚れていると教えてくれました。
家に来ているコウモリが『アブラコウモリ』だというのがこれでわかりました。
この会社は工事の内容をファイリングしてある写真で見せてくれました。
軒下にアクリル板を設置した写真と、ネットを設置した写真です。
実際に施工した写真を見ながら説明してくれたのでわかりやすかったですね。
見積もりはその場では出さずに、家の平面図を写真にとって後で郵送かメールで送るという話でした。
メールの方が速く見積もりがわかるのでメールでお願いしました。
もらった見積書は、平面図を使ってどこを工事するのかがわかりやすく書かれていました。
すべてアクリル板を設置した場合は、約25万円。
ネットで工事した場合は、約17万円でした。
こちらの見積もりは隙間を埋める工事を入れていませんが、高所作業車を使う工事になります。
3社目:忌避剤を外壁に塗る
電話で今はコウモリ対策で忌避剤を置いていると説明したら、業者でも忌避剤での対応になると言っていた業者です。
現地調査でコウモリの被害を見てもらうと、やはり忌避剤を外壁に塗るという方法を提案されました。
忌避剤を塗ったとしても効果は2〜3ヶ月で、外壁に塗った忌避剤が垂れることがあるとの説明でした。
見積もりは、すぐにはもらえませんでしたが、見積もりをお願いして別れた後、10分後くらいに携帯電話のショートメッセージに届きました。
工事費用は約10万円で、高所作業車を使います。
コウモリ駆除3社の見積もり提案を比較して
3社からコウモリ対策の提案をもらいましたが、屋根裏とかに巣をつくられてるわけではないので、どの方法もコウモリが家や壁に近づかない程度の対策くらいしかできないってことでした。
もっと根本的にコウモリがいなくなる方法を少し期待してましたが、コウモリが住み着いている空き家が取り壊されなければ根本的な解決は難しいって話でした。
2階の軒下の工事になるので高所作業車が必要になり費用も高額、アクリル板設置はメンテナンスの必要はほとんどなさそうだけど、ネットは切れたりしそう、忌避剤は定期的に塗り直しが必要で見た目も悪い。
コウモリ対策は思った以上に面倒。
見積もりを出してもらいましたが、しばらくはコウモリ忌避グッズを使って様子を見てみます。
市販のコウモリ避けグッズ
市販でもコウモリ避け対策のグッズが販売されているので紹介したいと思います。
我が家ではコウモリ忌避スプレーを使い続ければ効果があるかなぁ〜って感じです。
コウモリ忌避スプレー
イカリ消毒 スーパーコウモリジェット
スプレータイプでコウモリが住み着いている場所に直接噴射してコウモリをすぐに追い出すことができるものです。
気になるところにスプレーを噴射するだけなので、最も手軽なコウモリ忌避アイテムです。
かなり強い匂いがするので、吹き付けてから数時間は効果がある気がしますが、吹き付けるのをやめるとまたやってくるので継続しないとダメです。
このスプレーは連続噴射すると40~45秒で薬剤がなくなってしまうので、毎日使い続けるとかなりの出費になるので場所の限定などをしないとキツイかも。
バードフリー
バードフリー
スーパーコウモリジェットの次に試したのがコレ。ジェル性の忌避剤でプラスチックの容器に入れて設置するもの。
スプレータイプのものが数時間しか効果がないのに対して、こちらは1年は持つというので期待して購入しました。
スプレータイプよりも効果が持続するが、平らな場所や紐に吊るすなど設置場所に制限がある。
バードフリーは水平なところにしか設置できないのでベランダにある雨戸や窓のサッシの上部に設置しました。
2〜3日は糞をされていなかったのですが、一週間ほどするとバードフリーの上やベランダに糞が落ちててガッカリ。
天然由来害虫忌避剤ヒバウッド
虫よけスプレー ヒバウッド 3本セット 天然由来忌避スプレー
『ヒバウッド』は虫除けスプレーなのですが、コウモリは虫を食べるためその虫がいなくなれば来なくなるのではちょっと期待してます。
吹き付けた時はヒバの匂いがしますが、コウモリには効果なかったです。
コウモリいやがる袋
コウモリ忌避 コウモリいやがる袋(貼るタイプ)
『コウモリいやがる袋』は『コウモリ忌避スプレー』と同じ会社が作っているもので、壁などに貼って簡単に設置できて効果が1ヶ月持続するタイプのものです。
軒下に貼り付けましたが、効果なしでした。
木材のところに貼るとすぐに剥がれてしまうので、金属などツルツルしてるところじゃないと貼れませんね。
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