「よし、家を建てよう!」
しかし、はじめての家づくりでわからないことばかりで、こんな不安を持っていませんか?
「住宅会社ってどうやって選べば良いの?」
「住宅価格の相場から決めた方が良い?」
「家づくりって、何から始めれば良いの?」
などなど、住宅は大きな買い物なので購入を決めるまでに、たくさんの悩みが出てくると思います。
しかし、これらの悩みはあなたに合った「住宅会社選び」をするだけで解決できます。
注文住宅の会社選びは結婚するパートナー探しと同じ
当たり前のことをするだけで、あなたの家づくりの悩みが解決して、家族みんなが笑顔で暮らせる家を建てられます。
それなのに「面倒だから。」といって、2〜3社を比較しただけで家を建ててしまう人が多いです。
住宅会社の比較を3社程度で辞めてしまうのは早すぎます。
住宅会社の検討が足りないと、必要以上にお金がかかったり、家を建ててからあの住宅会社にしておけば良かったと後悔するかもしれません。
そうならないために「会社選び」で失敗しない方法について話していきます。
これから家を建てようと思ったときに「とりあえず資料請求をしよう」と考える人は多いと思います。
大手ハウスメーカーに資料請求をすると会社資料の他に、間取り例などの住宅カタログが送られてくるので「こんな家を建てたい!」という夢や希望が膨らみます。
でも、住宅会社を決める時にパンフレットや資料だけで決める人はほとんどいないと思います。
資料請求だけでなく、住宅展示場や会社を訪問して、この会社なら大丈夫と思える住宅会社を探すはずです。
住宅会社選びは、家づくりのパートナーとなる結婚相手を探すようなものです。
どんなに第一印象で見た目もよく、非の打ち所もなかったとしても、出会ったその日に結婚を決める人ってほとんどいないはずです。
まずは、友達から付き合い初めて、恋人になり、性格や考え方などの相性を見てから、結婚を考えると思います。
また、最初は全く恋愛対象にならなかった相手でも、趣味が同じなど意外な共通点がキッカケで一気に結婚してしまうなんてこともあります。
どちらにしても、結婚しようとする相手の仕事や趣味、性格を知らずに結婚する人はいないはずです。
住宅会社選びも同じです。
家づくりの失敗でよく聞くのは「間取り」の失敗です。
これって施主からすると
「わたしは家造りの素人なんだから、それをフォローできなかった住宅会社が悪い!」
となり、住宅会社が悪いようなイメージが持たれやすいですが、
実際には施主と住宅会社とのコミュニケーション不足が原因です。
基本的に住宅会社は施主が希望したことを実現しようと家造りをしますが、
施主がそれに必要な情報を与えていなかったら、住宅会社側も対応できません。
つまり、施主(あなた)に十分なコミュニケーション能力があり、
作りたい家のイメージを性格に伝えることができれば、
間取りで失敗するというようなことはまずありません。
しかし、現実的に自分の考えを正確に人に伝えることって難しいです。
なので、家造りで失敗しないためには、
コミュニケーション能力の高い営業担当者を見つけるのが近道です。
一つの住宅メーカーの営業トークだけを聞くのは危険
テレビをみれば大手ハウスメーカーのCMが流れて魅力的な家を作ってくれそうですし、住宅展示場に行けば、それぞれの会社がモデルハウスを出していて、「家を建てるなら、当社がおすすめです。」と薦められますが、営業マンの言葉を鵜呑みにしていたら、良い家は建てられません。
住宅会社を訪問して話を聞いたり、パンフレットを見ると綺麗でオシャレな家を作ってくれると約束してくれます。
しかし、営業マンの話やパンフレットに書かれている情報は住宅会社が売りたい商品を紹介しているだけなので、あなたの生活スタイルや求めている住宅と違ければ満足のいく家づくりはできません。
また、モデルハウスやパンフレットの載っている住宅は宣伝用の家なので、坪単価や販売価格は参考になりません。
実際の注文住宅がどれくらいの価格になるのかは、複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」をしてみることです。
住宅会社のイメージやパンフレットだけで住宅会社を決めると、もっと安く希望の家を建てられる住宅会社に出会うチャンスがなくなり、結果的に数百万円の損をしてしまう場合もあります。
住宅会社によっては200〜300万円の差が出ることもあるので、少しでも建築費用を抑えたいなら、最低でも3社から見積もりを取ることをおすすめします。
会社選びと同じくらい営業担当者との相性は重要
はじめての家づくりでまったく知識がないなら、初めから複数の会社へ見積もりを取る「相見積もり」をすることをおすすめします。
最初に資料請求で住宅情報を集めるのも良いのですが、それだと自分の興味のあるところしか調べないので情報に偏りが出てきてしまいます。
それに住宅会社へ行かないので、営業担当者がどんな人なのかを知ることができません。
それなら、最初から営業担当者と話をして見積もりをお願いすれば、資料ももらえますし、家づくりの知識も教えてくれます。
初めての家づくりの場合、必ず複数社の営業担当者に直接会って話をしましょう。
本を読むより直接会って話を聞いた方が、効率よく住宅知識を吸収することができます。
複数社から話を聞いた方が良い理由は、一つの住宅会社しか検討しなかった場合、初心者のあなたはその会社のいうことを素直に信じてしまう可能性が高いからです。
例えば、こんな感じです。
あなた「やっぱり注文住宅はこれくらいしますか?」
担当者「注文住宅なのでこれくらいです。」
あなた「この住宅設備は必要ですか?」
担当者「おすすめした家庭では満足してもらってます。」
あなた「この階段で老後も安心ですか?」
担当者「これまで事故の報告はないです。」
家づくりのプロからこんなことを言われたら、「そんなものか」と納得してしまいませんか?
この会社では、それが普通の価格でも、他社だともっと安くなる場合もあります。
住宅設備についても、あなたの生活スタイルによってはほとんど使わず、不要になるかもしれません。
階段の安全性については、事故報告がないだけで、実際に使ってみると危険を感じたり、事故が起こっているかもしれません。
この担当者は、ただ事実を言っているだけで間違ったことは言っていません。
しかし、これだと良い家を建てるためのパートナーとしては失格です。
担当者には、あなたが何を望んでいるのか詳しく話を聞く、または新しい提案をしてほしいじゃないですか。
良い家を建てるには信頼できる担当者を見つけることが大切です。
どんなに有名な大手ハウスメーカーだったとしても、担当者が自分の営業利益しか考えていなければ、無駄に高いだけの家になり、住宅ローン返済のために仕事に追われるはめになります。
住宅ローン返済のために休日返上で仕事をしたり、副業もしなければならないとしたら、家族と過ごす時間がなくなり、思い描いていた幸せなマイホームには程遠い生活になってしまいます。
そんなことにならないためには、できるだけ多くのハウスメーカーや住宅会社を訪問して、その担当者が本当にあなたの生活を考えて対応しているのかを比較した方が良いです。
多くの担当者と面談をしていけば、自然にどの担当者(住宅会社)で家を建てれば幸せになれるのかがわかってきます。
まとめ
はじめての家づくりで良い家を建てるためには、家づくりの知識を勉強するのは大切です。
しかし、それよりももっと重要なのは、たくさんの住宅会社の担当者と会って、
「この人なら安心して任せられる」
という人を見る目、人間観察力を鍛えた方が結果的に良い家を建てることができます。
どんな営業担当者なら、安心して家づくりを任せられるかはこちらの記事にまとめましたので、読んでみてください。
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