住宅って本当に資産になる?!

家づくりを始めようと住宅展示場へ行って営業マンと話をしていると

「賃貸は払ったらそれで終わりですけど、家は住宅ローンが払い終われば資産になりますよ。」

と、言ってくることがあります。

「賃貸に家賃を払うのは無駄ですよ」と言ってるのと同じですね。

確かに、賃貸ではいくら高い家賃を何十年払っても、自分のものにはなりません。

賃貸と同じ金額で住宅ローンを払い続けて持ち家を買えば、数十年後には自分のものになります。

「家を持つ=資産」なら、営業マンの言うことは何も間違ってません。

しかし、住宅ローンが払い終わることには、誰も住みたい人がおらず、売ることもできない『空き家』状態だったらどうでしょう?

そんな住宅に『資産価値』ってありますか?

家を買う時に自分の家が『空き家』になることを考える人は少ないと思います。

昔は「家は長男が継ぐもの」が当たり前でした。

しかし、今では親が亡くなる前に子供は自分の家を購入するのが普通になってます。

子供が親の家に住まないんですから、あなたが新築で家を建てても空き家になる確率は意外と高いんです。

家を『資産』にするためには?

本当に家を『資産』にしたいなら、

・住みたい人がいる
・売却できる

この2つの条件は絶対に外せません。

売れる家は『資産』ですが、売れない家は『負債』です。

今の日本では住宅が余ってます。

誰も住んでいない、借り手が付かない『空き家』が右肩上がりで増え続けているんです。

空き家といっても、ボロボロで、今にも崩れそうな家だけではありません。

新築でも誰も買い手が付かなければその家は空き家です。

総務省の「住宅・土地統計調査」によると、2018年の空き家の数は2013年より26万戸増え、最多の846万戸です。

それに対して人口は、2008年の1億2,808万人をピークに年々減少していて、2018年は1億2,644万人です。

2050年の人口は9,515万人で1億人を割り、高齢化率は39.6%になると予想されてます。

今後は、10人中4人が高齢者になり、住宅を買いたいと思う20代〜40代の人も減るので、ますます家を売りづらくなるはずです。

では、どうすれば『資産』となる家を建てられるのか?

確実なのは『立地』です。

山奥で下水道も通っていない『土地』と、駅から徒歩10分の『土地』、どちらが売りやすいかって話です。

中古住宅はどんなに状態が良くても『立地』が悪ければ売れません。

これから人口が減って、家余りの状態になればなおさらです。

逆に住宅がボロくても、家は建て替えできるので『立地』さえ良ければ売れます。

もし、『資産』として家づくりを考えているなら、処分するときも考えて『立地』を最優先で決めてください。

まとめ

家は資産なんて簡単に言う営業マンは信用できません。

子供や孫の世代になっても住みたいと思える家や立地でなければ、負債になる可能性もあるので、土地選びは慎重に行ってください。