投稿者:ゆみ
私の父は身体に障害があり、車イスを使っていました。
そのため、玄関から家の前の道路まで、
スロープをつけることにしました。
玄関ポーチから直接つながるスロープなので、
使い勝手の良いものでしたが、「失敗した!」と気がついたのは、
新築後半年が経ち、初めての冬を迎えた時でした。
このあたりは、冬になると結構雪が降ります。
玄関ポーチの屋根がスロープの上に張りだしていたため、
大雪が降ると、積もった雪がスロープの上に
どさっと落ちてくるのです。
玄関に出入りする際、邪魔になるので
すぐに雪を取り除かなくてはいけませんし、
いったん溶けて再凍結すると、氷になってしまって、
ツルハシでないと割れません。
出入りに使わないほうに雪が落ちるよう、
屋根に傾斜をつけておけばよかったと後悔しました。
結局、出入りの際は落雪の危険がないか忘れず確認し、
雪のたびにこまめに除雪するようにしています。
住んでみないとわからないことだらけ
どうも、tomoです。
今回の体験談は、雪が降ったときに屋根から落ちてきた雪がスロープの上に落ちてきて危ないというお話でした。
これは施主側の失敗というよりも、建築会社の設計士が雪が降ったときのことをしっかりと考えていなかったからですよね。
雪が降ったときに屋根に積もった雪がどこに落ちるかなんて、家づくり初心者が気付けるはずないです。
でも、最終的にOKサインと出すのは施主なので、後から設計に問題が見つかってもそれで良いと言ったのはあなたですよね。っとなってしまうのが家づくりの難しさ。
そうならないためには、自分がしっかりと確認できる知識を身に付けたり、細かなところまで親身になって設計してくれる人に設計を依頼する、または設計をしっかりと確認してくれる人に相談するなどの方法があります。
自分で確認できるのが一番良いですが、素人がどんなに勉強しても見落としはどうしても避けられないので、信頼できるプロに任せた方が安心です。
問題なのは、どうやって信頼できるプロを探すかということですね。
もう、これは地道に探すしかないですが、良い設計士が見つかれなかったとしても、間取りを決める前にセカンドオピニオンで第三者に『間取り診断』を依頼することで自分たちでは気づかなかったところを指摘してくれる可能性が高くなります。
家づくりで失敗しないためには、設計のプロと言っても実力が百戦錬磨の達人から、新人のペーペーまで幅広いので、間取りを決める前には多くの人の意見を聞くことが大切ってことですね。