エコハウスは高いとよく言われますが、実際のところはどうなんでしょうか?
今回は『ホントは安いエコハウス』を読んだ感想・レビューをしていきます。
『ホントは安いエコハウス』はどんな内容の本?
断熱性能を高くしてエネルギー消費を抑える高性能住宅のことをエコハウスと呼ぶのだけど、エコハウスは高いと言われているけど、本当にそうなのか?ということに真っ向から挑戦して本当はエコハウスは安いということを証明している本です。
エコハウスによくある疑問に答えるQ&A形式で構成されているので、自分の知りたいところから読み始められます。
著者について
松尾 和也
(有)松尾設計室代表取締役。1975年兵庫県生まれ。98年に九州大学工学部建築学科を卒業(熱環境工学専攻)。2006年4月1日から(有)松尾設計室の代表取締役を務める。JIA(日本建築家協会)登録建築家。一級建築士、APECアーキテクトの資格を持つ。05年サスティナブルTOKYO世界大会で、「サスティナブル住宅賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本の基本情報
書名 | ホントは安いエコハウス |
出版社 | 日経BP (2017/7/21) |
発売日 | 2017/7/21 |
『ホントは安いエコハウス』の口コミ
寝かせ付けをしながら、徒然なるままに約一年前からのハウスメーカー決めの話を。
— 棚田大介(日本ハウスで家建てます) (@tanada_daisuke) April 1, 2023
中古物件購入に妻ストップがかかり、妻命令で読んだ松尾先生の「ホントは安いエコハウス」。この本で高気密高断熱住宅のことを知りました。
こちらを参考に、HEAT20 G2グレード、C値0.5以下、第一種換気が条件に。
原点に立ち返ってエコハウスのウソとホントは安いエコハウスを読も🧐
— shu@家族を守る犬 (@Shu100000000) December 17, 2021
松尾和也『ホントは安いエコハウス』日射取得、気密性断熱性の重要性。エアコン選び、窓の性能(アルミではなく樹脂や複層ガラス)など。…家持ってないけど。#読書記録
— なかどう (@nakadou333) January 19, 2020
『ホントは安いエコハウス』の試し読みはできる?
amazonの試し読みで20ページくらい読めます。
裸にホッカイロを貼って外出するところも見れます。
楽天ブックスでは電子書籍版で『アプリで立ち読み』で読めますが目次部分しか見れませんね。
『ホントは安いエコハウス』感想とレビュー
この本を読むと日本の住宅、特に窓と断熱性能の弱さがよくわかりますね。
住宅の断熱性能ではドイツのパッシブハウスが世界一だとか。
日本もだんだんと断熱基準が上がってきているのだけどまだまだ世界基準には追いついてないんですよね。
我が家はこの本に出会う前に建てたので日本の断熱性能がこんなに低いとは知りませんでした。
家を建てる前にこのことを知っていたら、もっと断熱性能にこだわって家を建てていたでしょうね。
特に窓に関してはアルミと樹脂の複合サッチを選ばずに樹脂サッシにしたかったなぁ。
新築だけじゃなく、リフォーム時の断熱対策についても書かれているので、家を建てる予定のない人でもリフォームで断熱対策を考えるキッカケになるかもしれない。
『ホントは安いエコハウス』を安く買うなら
この本は本体価格だけで2,200円とけっこう高いので中古本で買えるならそちらで買った方が安く変えますね。
安いと言っても中古でも1,500円くらい。あまり安くなってないのはそれだけ人気があるからでしょう。
電子書籍版も出てるので、スマホやタブレットで手軽に読むこともできます。
電子書籍版は2,200円くらいで買えます。
電子書籍版の良いところは重い本を持ち歩かなくても読めるところですね。
家を建てるならエコハウスを建てたくなる本
家を建てるなら、初期費用が多少高くなっても高断熱高機密の家を建てた方が良いということがこの本を読むとわかります。
最初に少し費用が高くなっても30年という長い生活を考えると最終的には特になるという考え方。
家を建てる前に知らないと住宅貧乏になっちゃいますね。