家を建てるときに知っておきたいのが『火災保険(地震保険)』の保険料金です。
賃貸住まいなら、火災や地震で住宅が壊れたら引っ越せば済みますが、持ち家だとそうは行きません。
火災保険では補償内容や住宅構造によって100万円以上差が出ることがあります。
ここでは保険に入るタイミングと保険会社の見積もりを簡単に調べられる3社を紹介します。
住宅本舗
最大16社から火災保険の見積もりがもらえます。
住宅本舗の無料一括見積もりなら、割引額込の実見積金額で比較できます。
住宅について入力する画面の必須項目がわかりやすく、入力をするとすぐに「OK」マークが付くので迷わずに入力していけます。
サービス名: | 住宅本舗 |
運営会社: | 株式会社A2Z |
保険スクエアbang!
保険会社を厳選して大手6社に見積もりが依頼でき、最大26商品を比較できます。
他の一括見積もりサービスよりも取扱い会社が少ないですが、大手だけの見積もりが欲しいならここで充分です。
サービス名: | 保険スクエアbang! |
運営会社: | 株式会社ウェブクルー |
保険の窓口インズウェブ!
SBIホールディングの運営する火災保険一括見積もりサイトで、最大16社から見積もり可能です。
最短3分間の入力で簡単に各社から見積もりを取得できます。
他の一括見積もりサイトにはない『ZURICH』の取扱があります。
サービス名: | 保険の窓口インズウェブ! |
運営会社: | SBIホールディングス株式会社 |
新築を建てるときの火災保険に入るタイミング
わたしが新築で家を建てたときは、引渡まで1ヶ月程度になったときに火災保険と地震保険をどうしようかなぁ〜っと調べ始めました。
火災保険の加入時期は、完成間近に加入して引き渡し当日から適用するのが一般的みたいです。
家を引き渡される前は、ハウスメーカーや工務店が火災保険に入っているので心配する必要はないです。
住宅の引渡しが終わると、管理責任は施主になるので、空白期間を作らずに火災保険に加入しておくようにしてください。
火災保険の契約をして補償開始となるまでには、早くても8日程度かかるみたいなので、引渡まで1ヶ月程度だと保険会社を選ぶ時間があまりないかも。
いろいろな保険会社を比較して決めたいなら、引き渡しの2〜3ヶ月前から調べ始めた方がゆっくり比較できると思います。
火災保険を安くする住宅構造
火災保険の保険料を決める住宅構造には大きく分けて3つあります。
■住宅構造の種類
- M構造(マンション構造)
- T構造(耐火構造)
- H構造(非耐火構造)
それぞれの構造を簡単に説明すると、
M構造は、コンクリートなどのマンション。
T構造は、コンクリートや鉄骨造なので、燃えにくいです。
H構造は、木造なので燃えやすい。
火災保険料はM構造が一番安く、H構造が一番高くなります。
H構造は保険料が高くなりますが、『耐火基準』を満たすことでT構造と同じように安くすることができます。
『耐火基準』で「耐火建築物」 「耐火構造建築物」 「準耐火建築物」「省令準耐火建物」となっていると保険料金が安くなります。
M構造とT構造は耐火構造なので、H構造の場合は、耐火基準を満たしているか必ずチェックしましょう。
耐火基準は建築確認申請書、設計仕様書・設計図面などで確認できますが、どこに書かれてるかわかりにくいので住宅会社の担当者に聞いた方が早いです。
地震保険を安くする耐震等級3級
また、地震保険も耐震等級や免震性能があると保険料が最大50%安くなります。
■地震保険料の割引率
耐震等級1 割引率10%
耐震等級2 割引率30%
耐震等級3 割引率50%
免震建築物 割引率50%
保険料を安くするためには、建物をH構造や耐震等級を上げれば良いです。
でも、耐震等級を上げると建築費が高くなるかもしれません。
実際に火災や災害にあった時に家族の命を守るのは頑丈な建物です。
いつ災害にあうかわからない世の中で、家族の命を守れるだけでなく、保険料も安くなるんですから選択しない手はありません。
家を建てるならT構造(耐火基準を満たしたH構造含む)と耐震等級3は押さえておきたい基本性能です。
火災保険の「保険金額」とは?
見積もりを取るときに迷うのが「建物の構造」の他に「保険金額」です。
「保険金額」とは、建物の購入金額と考えれば良いので住宅会社からの見積書や請求書を見ればわかります。
ただ、新築だと建築中にいろいろ追加されることが多いので、担当者に直接聞いた方が確実です。
新築価格よりも安くすることで保険料金を抑えることもできますが、火事で全焼した場合は立て直すだけの保険金は出なくなります。
火災保険を安くするなら自由設計型
火災保険の会社はいろいろありますが、保険の種類としては「自由設計型」を選ぶと保険料金を安くできます。
例えば、水害のない丘の上の立地だったら、水害補償を削るなどです。
ほとんどの保険会社で『自由設計型』の保険が出ているので、気に入った保険会社から商品を選ぶことができると思います。
見積もりを依頼してもすべての会社からは来ない
火災保険の一括見積もりで最大16社などと書かれていますが、すべての会社からは届かないです。
わたしが見積もり依頼したときは5社でした。
希望する条件の保険がなければ、その会社は見積もりに出てこないってことですね。
なので、たくさんの会社から見積もりをもらいたいなら、複数の見積もりサイトを利用するのもありです。
そのときの注意点としては同じ会社に申し込まないように注意することですね。
まとめ
火災保険もいろいろ種類が合って混乱するかもしれませんが、各社の価格と保障内容を比較していれば自然にわかってきます。
火災保険を選ぶときは見積もり依頼をして他社と比較してください。
一括見積もりサイトを使えば申し込みの手間を省けるので簡単です。