新築をするときに太陽光発電を設置すると本当に得になるのかで一度は悩むと思います。そして、太陽光発電で一番気になるのはパネルの新製品発売です。
毎年、太陽光発電の売電価格が下がっているので、太陽光パネルの価格が下がって発電量が上がらないと固定価格買取制度を利用しても損をした気分になってしまいますからね。
今年の太陽光パネルの新商品として、パナソニックは台形タイプを10月から始めると発表しました。パネルの形を台形にすることで、長方形や正方形では置けなかった複雑な屋根の上にもパネルをたくさん置けて、より大きな発電量を得られるようになります。
京セラも、業界最多の7種類の形のパネルの組み合わせることで、同一形状の屋根におけるパネルを従来品よりも最大約30%アップさせられるようになりました。
シャープからは、パネルのエネルギー変換効率を業界トップクラスとなる19.6%に引き上げた新製品を8月から売り出します。
太陽光発電の進歩ははっきりいって遅いですが、太陽光発電の固定価格買取制度は平成22年度は48円/kWhでしたが、平成28年度は31円/kWhとだいぶ下がってきています。
売電価格が下がってきていることもあり、太陽光発電全体の売上は年々下がってきているようです。売電価格だけを見れば消費者心理としては安いなら、急いで導入するメリットがあまりないと考えても当然ですよね。
でも、太陽光発電は売電だけでなく、一度設置すれば20年は使えるので自家発電という長い目で見れば新築時に設置するのも悪くはないはずです。
各社もそのことを理解しているようで、家庭での電気の「自給自足」需要に注目して蓄電池や家庭のエネルギー管理システム(HEMS)とのセット販売も強化してきています。
問題は家庭用蓄電池と太陽光発電を合わせると数百万という金額になるということ。もっと低価格化が進めば一気に普及するとは思うんですけどね。