プロジェクターを買ってから毎週日曜日には映画の日にしてリビングで家族で映画を観るのが楽しみ。
でも、プロジェクターで映画を見るのに慣れてくるとだんだんと気になることが。
それが「黒浮き」と呼ばれる現象。
プロジェクターでスクリーンに映像を映すとどうしても黒が白っぽく見えちゃう。それが「黒浮き」。
「黒浮き」を防ぐ方法は主に2つ。高いプロジェクターに買い替えるか、グレースクリーンを買うか。
黒浮対策としてプロジェクターの買い換えるには安くても5万円くらいはかかるだろうから、グレースクリーンを買う方法を選択。
安くて品質の良いグレースクリーンを探してみることに。
Amazonと楽天市場でグレースクリーンを探す
安くグレースクリーンを買うなら、やっぱりネット通販しかない。
うちの近くには家電量販店はあるけど、ホームシアター用のプロジェクターやスクリーンを売っているような店はないんだよね。
だから、どうしても通販に頼るしかない。
まあ、電車や車で1時間くらいかけて千葉市の方まで出かければヨドバシカメラがあるから、そこにありそうだけど行ってなかったら時間も燃料費も無駄になるから通販の方が良いよね。
ネットで探すと言っても私がよく利用するのはAmazonか楽天市場。
両方見てみて、良さそうな商品を探します。
最初にアマゾンの方を探してみると、2000円くらいでグレースクリーンが売ってる。
楽天市場でも同じような商品が売ってる。価格に違いがあるけど1000円も違わない。
購入者の評価を見てみると同じような商品でも書かれてるコメントは違うね。
購入者が違うし、販売店も違うので同じ商品に同じコメントが一度に見れるわけじゃないからしょうがないよね。
探すときに面倒なのが商品の写真がちょっとだけ違ってるんだけど、同じ商品だろって思う商品。
これが厄介。
片方ではシワシワで使い物にならないって書いてあって、もう片方では価格相当の品とか曖昧な表現で書かれてたりする。
シワシワで使いモンにならないってものは選択肢から外していくけど、コメントがない商品やどうとでも取れるコメントの商品の中からせんたくしないといけない。
困ったのがコメントだけでなく、商品の価格帯。
グレースクリーンの価格帯が1000~3000円なんだよね。
3000円以上する商品が全く見つからない。
安くてペラペラなものじゃなくて、しっかりとした厚みのあるのを探してるんだけど、見つからない。
仕方がなく、2000円くらいで悪いコメントがなく、シワが少なそうな商品を選んで購入することにした。
まあ、失敗してもこの程度の価格ならそんなに懐が傷まないっていうのが救いではあるよね。
商品が届いた時の初印象
Amazonで購入して商品が無事届きました。
袋を開けて最初に見た感想は「ショボ!」でした。
透明なビニール袋に入ったグレーの布がそこにはありました。
袋をあけてグレースクリーンを広げてみるとたたみジワがクッキリ。
「あぁ、ハズレかぁ」
一眼見ただけでハズレ感満載でした。
でも、まだわからない。
シワを伸ばせば「黒浮き」のない黒の締まった映像美があるかもしれない。
と思い、シワを伸ばしてみることにしました。
シワをアイロンを使って伸ばすことに挑戦
グレースクリーンのシワがガッツリ入っているのでシワを伸ばそうと思ったのだけど、商品に説明書などは一切なし。
販売ページをもう一度確認してみると、シワをアイロンで伸ばすと良いみたいなことが書かれてあった。
スクリーン全体にシワがあるからアイロンをかけるのはけっこう面倒だなっと思いながらアイロンの準備を始める。
当然スクリーンはでかい。100インチなので、6畳の部屋で広げると足の踏み場がほとんどなくなるほど。
全部を広げた状態でアイロンを少しかけてみたら、スクリーンに畳の跡が移ってしまった。
畳の上でスクリーンをアイロンしちゃダメなんだなっと、このとき初めて知った。
仕方なく、畳の上に座布団を敷いてその上でスクリーンをアイロンがけすることにした。
スクリーンの端っこから少しづつアイロンをかけていき、終わったところは隅に押しやって、終わっていないところを手繰り寄せる。
そんなことを繰り返してアイロンがけをして20分くらいかけてシワをとった。
アイロンをかけたことで見た目は最初に見たクッキリしたシワよりもだいぶ綺麗になった。
最初よりは綺麗になったけど、まだシワは見えるんだよなぁ。
だが、しかたない。
これ以上やっても無駄だと思ったので、シワ取りはこれで終わり。
プロジェクターの映像を映してみることにした。
ひょっとしたら、この程度のシワなら映像を映してしまえば気にならないかもしれないっと期待していた。
プロジェクターを使ってグレースクリーンの映像テスト
とりあえず目立つシワは取れたのでスクリーンを立てて映像を映してみることにした。
とはいっても、今回購入したグレースクリーンは布の部分だけ。
立てかけるためのポールなどはなし。付属していたのは布を止める両面テープが4枚だけ
壁に貼ってテストしても良かったんだけど、普段から使っているスクリーンスタンドに立てかけて使ってみることにした。
そのためには、スクリーンを固定するための棒が必要なんだよね。
長い棒がないので内窓をDIYした時に余ったプラスチックの窓枠レールを繋げて代用することにした。
この窓枠レールはグネグネで全然固くないので棒としての役割は正直あまり期待できなかった。
でも、他に方法がないのでクリップと黒いテープも使って工夫してみる。
見た目は意外と良くなった。
この状態でプロジェクタースタンドに設置してみる。
スクリーンがたわんでる。
本当はここでスクリーンがピーンとなってシワのない状態になって欲しかったんだけど、私にはこれが限界のようだ。
この状態でプロジェクターの映像を写してみる。
テストに使ったのは、映画「岸辺露伴ルーブルへ行く」だ。
この岸辺露伴の映画は暗いシーンがてんこ盛りで、予告編でも黒いシーンがけっこうあるので「黒浮き」を比較するのにちょうど良い。
比較してみた結果なんだけど、残念ながらはっきりとした効果はなかった。
むしろ、白いスクリーンよりもスクリーンがギラギラしていて変なテカリがあり、画質が悪くなった。
スクリーンをピンと張ってシワが全くない状態ならもっとマシな見え方になったかもしれないけど、私に技術では無理そうなので諦めた。
つまり、今回のグレースクリーンは完全に無駄だったわけだ。
今回のグレースクリーン購入でわかったこと
プロジェクターの黒浮対策として安いグレースクリーンを購入した結果をまとめてみると、
- シワだらけでそのままでは使えない
- 表面がギラギラしていて画質が悪くなる
- 黒浮対策としてもほとんど効果なし
という残念な結果に。
今回、安いグレースクリーンを購入して学んだことは、
- 折りたたんであるスクリーンはダメ
- ペラペラの薄いスクリーンはダメ
ってことですね。
次にグレースクリーンを購入するなら今使っているスクリーンスタンドのようにスクリーンをくるくると巻き取るタイプのものにしようってことですね。
といっても、グレースクリーンって本当に選択肢が少ないんですよね。
こんなに黒浮きが気になるとわかっていたら、購入するプロジェクターをもっとしっかり選んでおけば良かったなっと思いますね。
でも、プロジェクターの映像を比較することは難しいから、黒浮きが気になるなら、Youtubeでプロジェクターの比較映像を参考に見てみると良いかもですね。
今回の結果から次に購入したグレースクリーンはこちらの記事に書いてます。