子供が産まれるタイミングで家を買う人ってけっこういますよね?
でも、その一方で小さな子供がいる時に壁に落書きしたり、物を投げたりして家を汚したり、傷付けられたりするから子供が5歳くらいになるまでは賃貸アパート・マンションで暮らした方が良いんじゃない?って意見も。
新築を建てても子供に汚されて嘆くくらいなら家を建てない方が良いんじゃないってことですね。
子供が小さいうちに家を買うメリットって何なのか、わたしが子育てをしていて感じたことをまとめていきたいと思います。
家は子供との思い出のために買う
私の場合は、家を買った理由は完全に子供のためですね。自分自身のために家を買いたいと思ったことはなく、妻が妊娠してることがわかって、子育てのために家を買いたいと妻から相談されたことがキッカケです。
最初は子供が小さい時に家を買っても壁や床を汚されるだろうから、家を買うなら子供が小学校に入る前の5〜6歳になってからって考えてました。というより、家を買う気はまったくなかったです。
だって、30年以上も住宅ローンを払い続けるなんて収入が減ったり、仕事がなくなったらどうするんですか?ローンを払えなくなっちゃいますよ?
私は家を購入するよりも、ローンを30年も払い続けるのがイヤでした。
でも、妻の方はというと、そんなことは気にしてなくて、賃貸に住み続けて老後に借りられなくなることの方を気にしてましたねぇ。これを聞いた時に、なんだか不動産会社の営業みたいなことをいうなぁっと思ったもんです。
実際、ハウスメーカーの営業マンがよく使うセールストークなので、それを聞いてそのまま使ってるだけなんでしょうけど。
確かに60歳を超えてから賃貸を借りづらくなるってことはあるとは思います。けど、今すぐ家を買う必要があるのか?って感じでした。今は賃貸で預金を貯めておいて、賃貸が借りられないって状況になってから家を建てるって方法だってありますからね。
そんなことを考えていましたが、結局妻がお金を出すってことで家を購入するってことになったんですが、家を建ててから強く思うのは家は『子供との思い出作り』の意味合いが強いってことです。
子育てのゴールデンタイム
子育てをしていると子供と一緒に過ごす時期って12歳くらいの小学校卒業までだなって思うんですよね。
自分が子供の頃を思い出しても中学校に入ると親と遊ぶことや出かけることってほとんどなかったと思います。
学校が終われば、友達と遊んだり、ゲームをしたりで親と遊ぶ時間が多いのって小学生くらいまで。
子供が親にベッタリと引っ付いて過ごす時期って小学校に入るまでの5歳くらいまでなんですよね。
そう考えると子供が生まれてから12歳までが子供と一緒に思い出を作れる『ゴールデンタイム』だと考えてます。
楽しい思い出だけじゃなく、子供の感受性や好奇心などを育てる環境を与えるという意味でもこの期間は大切な時期です。
持ち家があればそれだけで良い環境になるってわけじゃないけど、賃貸よりは自由にのびのびと過ごせるはず。
どれだけ充実した環境を与えられるかで、子供の教育や未来に大きな影響を与えるのは間違いないです。
騒音トラブルはストレスの原因に
賃貸の場合は子供が赤ん坊の時は夜泣き、子供が少し大きくなったら遊び声や走り回ったりで、隣や下の階への音漏れを常に気にしながら生活しなければなりません。これは子供だけじゃなく大人にも結構なストレスになりますよね。
騒音トラブルで引越しする人もいるので、子育てをするなら無視できない問題です。
他にも、持ち家の場合賃貸よりも部屋が広くなることがほとんど。
やっぱり賃貸の狭い部屋で過ごすよりも広い部屋で過ごせる開放感は快適さにつながります。
家の中で走り回って追いかけっこできるのは賃貸ではできない持ち家ならではの特権ですよね。
まあ、一軒家を賃貸できるところもあるから、賃貸でも広い家に住むことはできると思う。
でも、貸家って数が少ないのでスゴい田舎だったりで、希望の条件に合う物件が見つけられるかって問題がでてくるかもだけどね。
子供が大人になった時の安全地帯
あとは、子供が小さいうちに家を買っておくと住宅ローンを返済し終わった頃に子供が30歳。
つまり、住宅ローンを払わずに住み続けることができる家があるってこと。
子供が住み続けてくれるかどうかはわからないけど、子供が自分の家を購入する余裕がないときに家賃を払わずに住める家があるってことは生活の安心感が違いますよね。
家を買う理由に自分たちの老後の住まいって考える人も多いと思うけど、子供たちがいつでも帰って来れる場所を作っておくってこともあるってことですね。
そう考えると、家は自分たちのためでもあるんだけど、子供のためでもある。
持ち家は家族の思い出作りの場所。
ただ、持ち家がなければ子供と思い出作りができないのか?っていうとそんなことはない。
賃貸でも何年も過ごしていれば持ち家と変わらない愛着も湧いてくるはずだし、賃貸アパートに暮らしていても、子供と一緒に過ごせる時間はいくらでもある。
家を買うとなると住宅ローンだけでなく、数百万円の頭金も必要になる。
子供との思い出を家の中ではなく、家の外。海や山、キャンプなどのレジャーや遊園地などで過ごすことに重点を置きたい場合は、持ち家よりも賃貸の方が子供の教育費にお金を使えるというメリットもあるかもしれない。
しかし、賃貸で問題なのは大家や不動産会社の所有物ってこと。自分たちの都合に関係なく建て替えや立ち退きを迫られる場合もあることは考えておく必要がある。
賃貸は家族が増えたり、生活環境の変化で簡単に引っ越せるメリットがある変わりに、家賃が高かったり、リフォームができなかったり、賃貸期間に制限がでてくるのはしょうがないところ。
家は思い出を作るアイテムの一つ
持ち家と賃貸、どちらが良いのかは人それぞれ。
どちらが良いかを子供との思い出という点で考えるなら、家で過ごすことが多いなら『持ち家』。外で過ごすことが多いなら『賃貸』という考え方もできる。
子供と一緒に遊べるゴールデンタイムは0歳〜12歳までのたった12年間。
その12年間をどんな住まいで過ごせば子供と楽しい思い出を作れるのか、家族や子供とどんな生活をしたいのか話し合うことが大事だよね。