「住まいの解剖図鑑」という本を知ってますか?
この本は、快適に暮らせる住宅を建てるために知っておくべき基本的な知識、住まいに関するあらゆる情報が詳しく掲載されています。注文住宅を建てるときは、ぜひとも手に取っていただきたい一冊です。
本記事では、そんな「住まいの解剖図鑑」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
『住まいの解剖図鑑』はどんな内容?
この本は、住宅設計の基本的な知識やコツをイラストと文章で解説しています。家づくりに関わる全ての人に役立つ「住宅版・解体新書」として、気持ちよさや箱のかたち、人や寸法のクセなど、住まいの様々な要素を分かりやすく紹介しています。
著者について
増田奏
著者は一級建築士で関東大学人間環境学部客員教授の増田奏さんです。早稲田大学大学院修士課程を修了後、住宅設計の第一人者である故吉村順三氏の設計事務所に勤務しました。1986年に独立し、横浜市に設計事務所SMAを設立しました。横浜の建築家グループ「area 045」の会員でもあります。
本の基本情報
本の名前 | 住まいの解剖図鑑 |
出版社 | エクスナレッジ |
発売日 | 2009年11月20日 |
ページ数 | 207ページ |
『住まいの解剖図鑑』の目次
- はじめに
- 1 気持ちよさにはワケがある
- 家づくりとは?
- ポーチ
- 玄関
- 階段
- ドア
- リビング
- 和室
- ダイニング
- キッチン
- キッチン+ダイニング (平面)
- キッチン+ダイニング (断面)
- ベッドルーム
- 収納
- トイレ
- 浴室
- 洗面室と水廻り
- 給水・給湯・排水
- 2 箱のかたちにはイミがある
- 屋根・軒
- 軒下
- 庇
- 壁と開口
- 開口部
- 断熱・通気
- 風通し
- 音
- 敷地と道路
- 敷地の方位
- 建物の配置
- 駐車スペース
- 3 人にも寸法にもクセがある
- 動線
- 共有と専有 (プライバシー)
- 共有と専有 (装置)
- 尺と坪
- グリッドとモジュール
- 基準線と壁厚
- 断面
- column
- 畳の五カ条
- 家族のタイムテーブル
- 平凡な案から
- 方針・決心・変心
-「ふつうじゃダメなのかい?」 - 平面のトポロジー
- 無目的という目的もある
- あとがき
『住まいの解剖図鑑』の口コミ・評判
この本は、Amazonで366件の評価を受けており、星5つの割合が47%と高い評価を得ています。
口コミの中には、以下のような感想があります。
住宅設計に関する基本的な知識がわかりやすくまとめられています。イラストも豊富で、参考になります。
住宅設計のプロでも勉強になる内容です。著者の経験や視点が面白く、読みやすいです。
住宅設計の素人でも楽しく読める本です。住まいに対する興味や理解が深まります。
試し読みできるところ
この本は、Amazonで試し読みができます。
試し読みでは、はじめにと目次、1章の一部を読むことができます。
イラストや文章の雰囲気を確かめることができます。
楽天booksでは試し読みできません。
『住まいの解剖図鑑』を読んだ感想・レビュー
私はこの本を家を建ててから読みましたが、家を建てるときに読みたかったと思った一冊でした。
断熱材や間取りについて詳しく書かれているわけではなく、暮らしやすい住まいの作り方について書かれています。
ダイニングテーブルを置くなら後ろにコレくらいのスペースがないと狭いとか、トイレのドアを開けたときにトイレが目の前に来ない方が良いとか。
もし、家を建てる前にこの本を読んでいたら、今住んでいる家の形はだいぶ変わっていたと思います。
この本はもともとは住宅建築をする学生のために作った教科書として作ったと書かれていましたが、イラストや図が多く使われているので家づくり初心者でもわかりやすく、楽しく読むことができます。
ここに書かれていることは住まいづくりの基本的なことですが、これを知っているのと知らないのとでは家の間取りに対する考え方が全く違ってきます。
住宅設計のプロフェッショナルだけでなく、これから家づくりを始める一般の人にもオススメできる内容です。
『住まいの解剖図鑑』をお得に買う方法
この本は、定価1,800円+税金です。
残念ながら電子書籍版がないので安く買うなら中古品を購入するしかありません。
2009年が初版なので、中古品なら100円で出品されていることもあります。
Amazonで中古品を買うと送料がかかるので500円くらいになっちゃいますが買って損はありません。
まとめ
『住まいの解剖図鑑』は、住宅設計の基本的な知識やコツをイラストと文章で解説した本です。
家づくりに関わる全ての人に役立つ「住宅版・解体新書」として、気持ちよさや箱のかたち、人や寸法のクセなど、住まいの様々な要素を分かりやすく紹介しています。
住宅設計の奥深さや面白さを感じたい方におすすめの一冊です。