注文住宅を建てることは、多くの人にとって人生の大きなイベントの一つです。
しかし、注文住宅を建てることは非常に複雑で、多くの問題が起こることがあります。
家を建てて成功する人、幸せになる人もいれば、買ってはいけない人がいるのはなぜなのか?
注文住宅とは何のために建てる?
そもそもの話として注文住宅をなぜ建てるのか?ってことです。
注文住宅とは、自分たちが住む家を建てる時に、希望や要望に合わせて建てることができる住宅のことです。
例えば、部屋の数や間取り、外観や内装などを自由に決められるので、理想の家を建てることができます。
一般的な建売住宅よりも費用が高くなりがちですが、自分たちの好みやライフスタイルに合わせた家を建てることができることは大きめメリットです。
ただ、何のために建てるのかってことをよく考える必要があります。
理想の家を建てられるといっても、その理想の家って何ですか?ってことです。
最近は、高性能住宅を建てることが重視されていますが、家を建てる目的を忘れちゃうと判断を誤ることになります。
例えば、子育てのために快適に暮らせる家に住みたいと思った場合です。
子育てを快適にする方法として住宅性能を高めるのも一つの方法です。
ですが、子育てで重要なことは住宅だけじゃないですよね。
近くに公園や学校があるとか、立地を優先したい問題もあると思います。
住宅を買うにしても、塾や習い事などの体験の方を重視したいなんて場合もあるかもしれません。
家族がどのような生活を望んでいるのか、家を買う前にしっかりと相談しておく必要がありますね。
注文住宅を買ってはいけない人って?
注文住宅を買ってはいけない人、というか住宅を買わない方が良い人はいます。
まず借金がある人。
自動車を分割ローンで計画的に返済できているなら良いですが、借金で日々の生活がカツカツになっていたら、家を買うなんて言ってる場合じゃないはずです。
家を買ったらさらに借金が増えることになるし、住宅ローンの審査で確実に落とされるので購入は無理です。
まずは借金をなくすことに集中してください。
あとは、夫婦2人の収入を合わせて住宅ローンを返済しようと思っている人。
夫婦二人の収入を当てにして住宅ローンを組むのは本当に危険です。
子供ができたら確実に妻は産休に入ることになるから、収入が半分になってしまいます。
保育園に預けられるようになっても、子供がいなかったときのようには働けなくなるし、子育てするにもお金がかかります。
子供が生まれた後のことも考えて夫婦の収入が減っても大丈夫なように資金計画を建ててください。
注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅のメリット・デメリットなんてわかっていると思いますが、念のために確認しておきましょう。
何と言ってもメリットは自分たちの好きなように家を作れること。
間取りもそうだし、外観やインテリアまで好きなものを選ぶことができます。
まあ、メーカーによっては、間取りや住宅設備に制限がありますが、それは住宅会社を選ぶときに確認しておけば問題ないです。
好きなように家を建てられる、これが注文住宅の最大のメリットですね。
逆にデメリットですが、まずは価格。
自分の好きなようにできる分オーダーメイドになるので、建売よりも人件費がかかるし、材料費もかかってきます。
注文住宅の価格が割高になるのはしょうがない。
あとは、メリットにもなってる自由度がデメリットにもなるってこと。
例えば、間取りなんかは設計士に頼まずに自分たちで作ることもできちゃう。
そうすると間取りで失敗する可能性が高くなります。
家づくりをやったことのない素人がいきなり間取りを作っても住みやすい家にするのはなかなか大変なのは当然ですよね。
自由に作れるからと言ってプロの意見を無視するのはデメリットしかありません。
そこはちゃんとプロに相談しながら家づくりを進めた方が安全です。
注文住宅と分譲住宅の違い、建売とどっちがいい
家を建てる方法には、注文住宅だけでなく分譲住宅もあります。
分譲住宅は、建売住宅とも呼ばれていますが、同じデザインや間取りで家を建てることが多いので、建築作業を単純化できるので注文住宅よりも安く購入することができます。
注文住宅と建売住宅の違いは、間取りを自分で決められるか決められないかですよね。
間取りを自分たちで決められることはメリットになりますが、決められないかと言って必ずしもデメリットにはなりません。
建売の間取りでも設計士が誰が住んでも住みやすいように考え抜いた間取りなので大きな不満は起きにくいはずです。
逆に自分の希望を出しすぎた間取りの方が実際に住んでみると生活しにくいなんてこともありますから。
どちらが良いかは、自分たちのライフスタイルや予算に合わせて決めるのが良いですね。
注文住宅とハウスメーカーの規格プランの違い
注文住宅は、自分が建てたい家のデザインや仕様を決められますが、何の制限もなく自由に家づくりができるのを「完全自由設計(フルオーダー)」、自由度に制限がある注文住宅を一部注文住宅(セミオーダー)と分けることがあります。
ハウスメーカーによっては、フルオーダーだけ、セミオーダーだけ、あるいは両方扱っている住宅会社もあります。
価格を抑えたいなら、フルオーダーではなく、セミオーダーの方が多少安くなるのでセミオーダーのプランがある住宅会社を選ぶのも一つの方法です。
実際、フルオーダーで作ろうとしても、結局担当者任せになることが多くなりがちなので、フルオーダーにこだわる必要はないと思います。
注文住宅の相場は?1000万台で家を建てられる?
注文住宅の相場ってなかなか難しいですよね。
住宅会社によって坪単価が全然違いますし、家の大きさでも価格が変わってきますから。
一般的には低価格住宅と言われるところでも2000万円以上はかかると言われています。
とはいっても、1000万円で建てることは不可能じゃないです。
そのためには設計を工夫したり、素材を選ぶことはもちろん、相談に乗ってくれる住宅会社を見つける必要があります。
問題はそんなハウスメーカーや工務店が簡単に見つかるのかって話ですよね。
一社から見積もりをもらって値引き交渉をして探して行かなきゃならないところですが、こちらの方法を使えば一括で見積もりをもらうことができます。
注文住宅を建てて後悔しないためには
注文住宅を建てるとほとんどの人は後悔します。
一番の後悔は高い費用がかかってしまうこと。
注文住宅は設計プランの段階で決めた後でも、追加工事をすることが結構あって当初予定していた見積もりよりも上乗せされることがあります。
人によっては300万円以上も増えることがあるので契約後でも気を抜いてはいけません。
他にも、実際に住んでみると、もっとこうしておけばよかったとか、これは必要なかったかもとか、なんだかんだで不満点は出てくるものです。
家を建てても、どこかしら不満点があるものです。
100点の家を作るのは無理なので80点取れれば満足という諦めも必要です。
まとめ
注文住宅を建てることは楽しいことですが、家を建てたから幸せになれるわけじゃありません。
そこに住む家族がどんな生活を過ごせるようになるのかが大切なんですよね。
家族が幸せに暮らせるなら、賃貸の方が良いということもありますから、無理をして家を建てる必要もありません。
あなたの家族が快適に過ごすために注文住宅が最適なら検討してみてください。