家で吸う空気に徹底的にこだわった家づくりをしているのが「無添加住宅」です。
「無添加住宅」の特徴を一言で表すと『健康オタクの家』
シックハウス症候群って言葉を一度は聞いたことがありますよね。
住宅建築で使われている接着剤などの化学物質のせいでアレルギーやアトピー、体調不良になってしまうことです。
昔はシックハウス症候群になる人なんていませんでした。
なぜなら、隙間風がビュービューと部屋の中まで入ってくるような家ばかりだったから。
でも、今では高断熱・高気密の家が当たり前になって通気性がなくなってきてしまった。
そのせいで、化学物質が家の中にとどまって身体に悪影響がでてきたわけです。
それを解決するための手段として24時間空調なんてものが義務化されました。
「でも、ちょっと待って。そもそも有害物質を使って家を建てなれけば良いんじゃね?」
って発想が無添加住宅の考え方。
無添加住宅は『身体によくないものは使わない。』です。
一般的に言われている「自然素材の家」よりもさらにこだわって、漆喰、炭化コルク、天然石、米のり、無垢材、柿渋など、使用する建材を厳選しています。
口に入れても大丈夫なほど身体にやさしい本物の自然素材を使っているので、アレルギーやアトピー、喘息の方にも安心して住むことができます。
無添加住宅は「空気」にこだわる理由
無添加住宅がとにかくこだわっているのが家の中の「空気」。
人が一生のうち、体内に取り込む物質で1番多いのが、実は「室内の空気」なんです。
無添加住宅のホームページに空気についての説明があります。
飲食物は人体の物質摂取量の中でわずか15%ほどです。
無添加住宅
そんな中、約60%が「室内の空気」。
もっと分かりやすく言えば、人が1日に吸う空気は重さにして約21㎏、飲食物の約7倍なのです。
ご家族が健康に暮らすために、飲み物や食べ物は選べますが、呼吸する「空気」は選べません。
家の中に過ごす時間も長いことから、室内の空気環境が大切になってきます。
家を建てるときに、空気のことなんてここまで考えたことありますか?
わたしはハウスシック症候群は気にしてましたが、ここまで深く考えたことはないです。
家の中の空気の重要性を改めて考えされられました。
無添加住宅の住宅の特徴
無添加住宅の特徴をわかりやすくまとめていきます。
家に使う建材がこちらのイラストでわかりやすく説明されてます。
屋根:クールーフ(天然石)
内壁・天井:漆喰
塗料:柿渋
床材・建具:無垢材
断熱材:炭化コルク、パーフェクトバリア
接着剤:米のり
外壁:漆喰
ここで見たことのない建材が出てきましたよ。
「クールーフ」と「炭化コルク」「パーフェクトバリア」それに「米のり」。
クールーフ(天然石)とは?
クールーフは涼しい(クール)屋根(ルーフ)という意味だそうで、天然石である粘板岩を使用しています。
建築材料として古くからヨーロッパなどで屋根材として利用されています。
数百年もの風雨に耐えられる耐久性がありヨーロッパの薄く強い街並みに貢献しています。
私は知らなかったんですが、東京駅の屋根も天然石が使われています。
東京駅で使われているのは、宮城県石巻市雄勝町産の「雄勝石(玄昌石)」と呼ばれる石材だそうです。
日本の瓦じゃダメなのって思いましたが、クールーフの方が瓦よりも30%ほど軽く、天然石なので瓦を作るよりも手間がかからないというメリットがあります。
炭化コルク
炭化コルクはその名の通り、コルク樫の表皮からできています。
そのコルクの粒を型にはめ込み、高温の蒸気加熱と圧力を加えて生産します。コルク自身のヤニで固形化するため接着剤を使用せず、まさに天然コルク100%の断熱材です。その性能はとても優れ、断熱・防音調湿・耐腐食性・防虫性などの優れた性能を持っています。
パーフェクトバリア
成型の過程で一切の接着剤を使用していない為、ホルムアルデヒド等の有害物質揮発の心配がなく、シックハウスの原因物質となりません。
ポリエステルは、虫食害、発酵腐敗の心配が無く、そのため一切の防止薬物の混入の必要が無く、防止薬剤による二次被害がありません。
手触りも優しく、粉塵が肌に刺さることもありませんし、肺に刺さって、発ガン性を疑われることもありません。万一吸引しても咳で体外に排出されます。
環境ホルモンも出さず、燃えてもダイオキシン・シアンガス等の有毒ガスを出す心配がありません。完全燃焼すると、水と炭酸ガスに分解します。
米のり
実際に米のりの接着力は強く、当社の実験でも木工用ボンドとほぼ同じ強度でした。こうした接着剤で十分な接着効果と健康的な効果が期待できるのです。
柿渋
柿渋は、未熟な渋柿から製造しています。その柿渋を防腐・防カビとして、建具に独特の光沢を出す塗料として使っています。柿渋を塗ったところに太陽の光をあてると、徐々に深い味わいの色味に変化していきます。性能面もさることながら、その風合いはペンキでは現せません。天然素材なので安全な上に、時間が経つほどにその価値を感じていただけることと思います。
無垢材
自然な環境で育った無垢材の表情は様々です。一本として同じものがないことを、短所ととらえるよりも自然の造形の美しさとしてお考え頂きたいのです。大量生産ではなく、じっくり年月をかけて育ってきた天然材だからこそ、ぬくもりと安らぎを人に与えることができるのです。無添加住宅では、色や硬さ木目にそれぞれの美しさを持つ無垢材を各種取りそろえています。飽きのこない自然の風合いは、プリント合板の製品とは比べ物にはなりません。
漆喰
漆喰の主成分は石灰岩なので安全性は抜群です。サイディングやビニールクロスでは表現できない風合いと、健康的な空間が生まれます。
サニタリー
キッチン、洗面、浴室にも自然素材にこだわった作りになっています。
キッチン
無添加住宅のキッチンは、無垢の木のキャビネットに天然石の石天板、鋳物ホーローなどで構成されています。
洗面
洗面ボールは鋳物ホーロー&陶器から選べるようになっています。
天然石&タイルのカウンター、無垢の木を米のりで接着したキャビネットです。
浴室
壁面は天然石&タイル、浴槽は鋳物ホーローです。
無添加住宅の3つのタイプ
無添加住宅は、シックハウス症候群や化学物質過敏症、アレルギーの方でも安心して暮らせる家を3つのタイプに分けて提案しています。
Sタイプ
誰もが安心して住まえる無添加住宅推奨タイプ
自然素材を極力使用し、人体に有害な化学物質を少なくした、シックハウス症候群やアレルギーの方でも快適に住むことが出来る住宅タイプです。また外部仕様についても、自然素材や独自の工法を取り入れた無添加住宅本部が推奨する仕様です。
RSタイプ
部屋の空気環境にこだわった室内に特化したタイプ
室内の空気環境を無添加住宅本部が推奨するSタイプ同等で、無添加建材を室内だけに特化したタイプです。室内の空気環境だけはこだわりたいという方にお勧めです。
Nタイプ
お客様の要望に寄り添うフレキシブルなタイプ
無添加住宅本部が推奨するSタイプの内容から、特にお客様からの要望やこだわりが多い、キッチンや洗面、浴室などを自由に設定できるタイプです。
「Sタイプ」が究極の無添加住宅でオススメってことですね。
外壁が漆喰にしたくない場合は「RSタイプ」。
無添加住宅オリジナルのキッチンやお風呂ではなく、TOTOやクリナップなどのシステムキッチンやシステムバスにしたいなら「Nタイプ」って感じですね。
無添加住宅の口コミ(悪い評判)
- 品質に特化している分、性能面は期待できない。
- 屋根も浴室もキッチンも全部を無添加にすると高い。
- メンテナンス性はかなり悪いです。
- 漆喰の外壁はカビだらけになる。特に北側はカビ対策が必要。
- 経年劣化も楽しむつもりだったけど、楽しめる経年劣化ではなかった。
- クレームつけても施主があきらめるのを待つ対応が多い。
無添加住宅の口コミ(良い評判)
- 同じ条件で無垢と漆喰を使った他のハウスメーカーと比較すると無添加住宅の方が安い
- 無塗装無垢のフローリングは汚れるけど、やはり気持ちが良い。
- 無添加に住んでからアトピー肌も改善した。
- 冬でもあまり乾燥しないから風邪は引きにくくなった。
- 無垢の床材は冬がほんとに暖かいです。
- 結露しらずで非常に満足してます。
無添加住宅と住宅正規代理店
無添加住宅は兵庫県の住宅会社ですが、グループ会社が全国に170社あります。
無添加住宅で家を建てたいと思ったら、住宅代理店に相談することで無添加住宅を建てることができます。