投稿者:kurodanbo
注文住宅の購入を決めてハウスメーカーに見積りを依頼したところ、土地代込みで合計3000万の資金が必要だと分かりました。
手持ちの資金は1500万ほど。
月々の返済金額を極力減らしたかった私たち夫婦は、1000万の頭金を支払うつもりでした。
しかしハウスメーカーの営業担当者に、住宅ローン減税で得をするためには残金をもっと多く残しておかなければいけないと教えてもらい、結局2000万の借り入れをすることに決めました。
ハウスメーカーからは提携している地方銀行の住宅ローンの提案を受けましたが、自分たちで調べた結果ネット銀行の金利が安いと感じたので、そちらに審査の申し込みを行いました。
その時点では私たち夫婦にはローンも無く、夫の収入も安定しており、クレジットカードの返済等が滞った経験もありませんでしたので、借り入れの審査が通らないことなど疑いもしませんでした。
しかし、まさかの事態が起こりました。
審査を申し込むタイミングで、夫の人間ドックの結果が届いたのです。
そこにはなんと「要再検査」の文字が。
幸いにも再検査の結果は「経過観察」のみで、夫の健康に関しては大事には至らなかったのですが、規約通りにその事実を銀行側に伝えたところ、案の定審査に落ちてしまったのです。
審査に落ちることなど想定もしていなかった私たちは非常に焦りました。
さすがに一括で払う資金を調達はできず、しかしすでに家の建築は進み始めている状態でした。
慌ててハウスメーカーに連絡し、一度話を聞かせてもらっていた提携の地方銀行に再度連絡を取り、事情を話した上で仮審査を申し込みました。
提携先であること、人間ドックの結果が問題無かったこと、それ以外の不安要素が無かったことで、なんとかその銀行の審査を通過して、約1週間後に無事借り入れできることになりました。
しかも、結果的に、なんと最初に申し込もうとしていたネット銀行の金利よりも安く借りることができたのです。
結果的に最初のネット銀行の審査に落ちて良かったと思いますし、素人の付け焼刃のような浅い知識ではなく、やはりプロであるハウスメーカーの言うことを聞いておくべきだと実感しました。
そんな経緯があったことで、「絶対に変動金利にしておいた方が良い」という営業担当者の言葉を素直に聞き入れて、金利プランも決定しました。
変動金利の35年での返済です。
営業担当いわく、ここ最近の数十人の顧客の中で、固定金利を選んだ方は数名だったということです。
実際に住宅ローン返済が始まって約2年ですが、まったく無理のない返済を続けています。
オリンピックの開催で金利が上がるかも…ということだけを不安要素として知らされていましたが、コロナというまったく予想不可能だった事態により、その心配も無さそうです。
住宅ローン控除が終わる約8年後に300万ほどの繰り上げ返済を行い、今のままの返済金額を今後も続けていく予定です。