あなたはひょっとしたら住まい探し、住宅を建てる候補地に「鎌倉」を検討してませんか?
鎌倉はいいですよね。鎌倉グルメという本が出るほどカフェや料理の美味しいお店が多い。
そして、江ノ電、由比ヶ浜、鶴岡八幡宮や銭洗弁財天、日本一有名な高徳院の大仏など多くの神社や仏閣、古民家などの歴史的建造物や海、山などの豊かな自然だけでなく、都心へのアクセスもJR横須賀線で一時間以内で行ける観光地で人気の住宅地です。
鎌倉は京都、奈良と同じように古都や古民家の魅力が溢れているので、わたしも住めるものなら住んでみたい土地のひとつです。なぜ、こんなに鎌倉は魅力的な地域なのか。その理由をあなたは知っていますか?
景観を守るため、建築上の独自ルールがある
家を建てる時には都市計画法に基づく用途地域や建ぺい率など建築基準法があります。建築基準法は全国共通なのですが、「古都」ならではの歴史的風土を守るための「歴史的風土保存区域」があり、鎌倉市も含まれています。
ちなみに「歴史的風土保存区域」は8市1町1村が指定されていて、鎌倉市、逗子市。京都市、奈良市、奈良県橿原市、奈良県桜井市、奈良県天理市、奈良県生駒郡斑鳩町、滋賀県大津市などが指定されています。
さらに鎌倉市は自然景観を維持するたに建物の建築時などに規制がある「風致地区」が市内の約55.5%、周辺の街並や自然環境と調和するように建物の高さやデザイン、色彩を規制する「景観地区」、法令以外の地域独自にプライバシーや住環境を守るための住民協定もあります。
つまり、鎌倉市内で新築や住宅を建てると高い確率で建物や建築に関する許可や認定が必要になるってことです。
一見するとこれらの規制は家を建てる側にとって不都合なように見えますが、よくよく考えてみると住人になることを考えるとメリットになります。
だって、鎌倉の歴史や景観を考えずに赤や黄色などの原色を使ったド派手な外壁の家が鎌倉に建っていたらどう思いますか?鎌倉でなくても、あなたの隣の家がそんな家だったらどうですか?違和感を覚えますよね?そうならないために鎌倉の街並や景観はこれらの規制によって守られているというわけですね。
そして、もし、あなたの家の隣に景観を考えない家を建ててほしくないなら、鎌倉市のような「歴史的風土保存区域」に指定されている土地に家を建てることが一番の解決方法ということですね。
鎌倉に新築を建てる前に実際に住んでみる
鎌倉で家を建てたいといっても、鎌倉に住んだことがないと実際にどんな生活になるのかイメージできないと思います。家を建てるのは一生に一度のこと、買ってから後悔はしたくない。そのためには実際に住んでみるのが一番です。
住まい探しにそこまで本気になって行動する人はほとんどいないですが、鎌倉の高級住宅地にいきなり一戸建ての新築を建てることに比べたら、そんなに難しいことではないでしょう。
とはいっても、会社勤めをしていたら鎌倉に住むなんて無理でしょう。
そこで解決策としては、会社の夏休みや連休、有給を利用して購入したいと思う地域の賃貸マンションやアパートに一週間くらい住んでみることです。観光で半日程度ホテルで行くよりもずっと生活感を感じられると思います。
他には、鎌倉市の会社に就職して仕事を見つければ家賃の安い鎌倉市営住宅に申込むこともできます。市営住宅は毎年9月から募集案内がされて、10月に申込み受付なので引越しの時期が合えば安い家賃で住めるかもしれません。
鎌倉は観光地としての魅力だけでなく、家を建てる住宅地として考えてみても魅力的な土地だと思います。
鎌倉に住むという選択肢も真剣に検討してみてください。
■参考サイト
自然豊かな鎌倉に住む[中] 街並みを守るルールで古民家も安心
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00113292-suumoj-life