注文住宅を建てるときに、間取りで悩むのが「収納」ですよね。
多いほど良いと言われるのがコンセントと収納。
でも、ただ増やしても部屋が狭くなるばかり。
どんな収納があれば生活しやすいのか、子供が産まれるタイミングで注文住宅を建てた我が家の成功と失敗の体験談をお伝えします。
我が家の一番のこだわり収納は玄関
わが家を建てるときにこだわった収納部分は玄関の土間と収納。
まずは新築時に撮影した玄関の様子がこちら。
靴を入れるための玄関収納
玄関横の土間収納
玄関の写真はこれだけ。土間部分の写真をもっと撮っておけばよかったな。
階段下の書斎
さすが新築。まだ何も入れてないからめちゃくちゃキレイですね。
新築から10年後の玄関収納
玄関収納は10年経つとこんな状態に。
玄関収納
玄関土間
子供用自転車と折り畳み自転車置き場になってる。普通サイズの自転車は入れられない広さ。あと半畳ほど広ければ普通の自転車も入れられたと後悔。
玄関横の土間
普段使わないものの物置とプラゴミや不燃ごみの一時保管場所になってる。
階段下の書斎
子供用の勉強机と私の仕事部屋。後から購入したでかい木製の収納棚が追加されてます。
脱衣所
着替えやタオルが後から設置した収納棚に入ってます。
1階、2階のトイレ収納棚
トイレの収納棚があるとやっぱり便利。
柔軟性を重視した収納スペース
我が家を建てるときに特に重視したのが「収納の柔軟性」。
最初から収納が家に備え付けてある造作収納は玄関収納のところぐらいで、他はあとから収納棚を買ってますね。既製品の棚を設置してもらう方法もあったけど、予算削減とスペースを広く使いたいってことで、造作収納は最小限にしました。
【ポイント】子供の成長に対応する柔軟な収納
子供の成長とともに子供が使う物がどんどん増えていきました。
例えば、書道や絵具、鍵盤ハーモニカなどの楽器、ランドセルなどの学校で使う道具。
他にもニンテンドーswitchなどのゲーム機やポケモンカードのコレクションなどが予想以上に増加。
押入れはあるけど、細かな収納を入れる棚がないのでどんどん収納棚は増えていきましたね。
収納棚を置けるスペースがあるので柔軟性はありますよね。
物を増やしすぎない意識を持つことの大切さ
収納スペースが増やせるからといっても、物がどんどん増えていったら置く場所がなくなってしまうので、無計画に物を増やすのは絶対ダメ。
私たち家族の間では「必要ないものはなるべく買わない」ようにしてます。
小さな子供がいるとおもちゃもどんどん増えていくけど、おもちゃをしまう場所を決めておいて、そこに収まらなくなってきたら子供と相談して使わないものから捨てるようにしてます。
置く場所を決めておくことで家の中は整理整頓できている感じ。
【実践例】家族全員で整理整頓を意識する
特に子供たちにはおもちゃを出しっぱなしにすることがあるので、遊んだ後は物をきちんと決まった場所に戻すように言っています。まだ出しっぱなしにすることあるけど、片付けてから寝るように言ってます。
造作収納と後付け収納の選び方
注文住宅の良いところは間取りが自由に決められるところ、特に造作収納を作ってもらえるのは場所によっては非常に便利。例えば、テレビ周りやキッチン、脱衣所、トイレなど、物を置くスペースが必要な場所ってありますよね。
そういう場所には後から収納棚を買うより造作してもらった方がスッキリとまとまるかも。
【失敗例】後付け収納の難しさ
我が家ではテレビ周りの収納を後付けにしましたが、これが失敗でした。
子どもたちが遊ぶゲーム機を置くのに意外と場所を取ります。ニンテンドーswitchを買ったんですが、本体だけでなくコントローラーもあるし、リングフィットのリングや接続ケーブルなど結構な量になるんです。
ホームシアター用にAVアンプを買ったってのもあり、後から収納棚を買うより、最初から造作で棚を作っておけば見た目もスッキリさせられたなぁっと感じてます。
脱衣所も造作棚が合っても良かったかもって思ってますね。
将来を見据えた収納プランの重要性
収納を決めるときは、現在の生活スタイルだけでなく、子供たちが大きくなった時などを考えて設計しておきたいところ。
特に子供の成長ごとに何が必要なのかは想像が難しいけど、学校用品や趣味の道具が増えることを想定して、余裕のある収納スペースを確保すると良いかも。
そういえば、うちの子供たちは漫画の本をほとんど買わない。我が家で一番多いマンガ本はわたしが学習用に買った火の鳥全巻とマンガ日本の歴史だけ。タブレットやスマホで漫画を読んでるからそれで用が済んでいるのかも。
たまに本買ってよいよっていうと分厚いコロコロコミックを買うけど、毎月買ってるわけじゃないのでまだ本棚を買うほどではないんですよね。
【成功例】将来を見据えた柔軟な収納システム
我が家では、子供が成長するにつれて趣味の道具が急増しましたが、必要な分だけ収納棚を増やして部屋の広さをほとんど変えずに対応できています。
家族全員が快適に暮らせるように生活習慣が変わったときにどうやって対処するかを考えておくのも大事ですね。
掃除のしやすさを考慮した収納選び
収納を計画する際は、掃除のしやすさも忘れてはなりません。
我が家の場合、この点を完全に見誤ってました。造作棚がないところには後から収納棚を買っておいているんですが、壁の隙間にたまるホコリは意外と掃除が大変でした。
棚は足が付いてるタイプで掃除機をかけやすくはしてるんですが、棚と壁の隙間に貯まるホコリがとれない。
造作収納だったら隙間が無いので棚の隙間の掃除をする必要もなかったんですよね。
【アドバイス】掃除を考慮した収納設計
収納棚が増えると、同時に掃除の手間も増えることも考えておかないと後々の掃除が面倒。棚を買うときに掃除のしやすさも考えておいた方が良いです。例えば、床から浮かせた収納や扉付きの収納を選ぶとホコリのたまりにくい環境が作れます。
整理整頓の習慣を作ることのメリット
どれだけ理想的な収納があっても、物が多すぎればあふれてしまいます。いらないものは捨てて整理整頓を心がけてないと意味ないです。我が家では、家族全員で物の置き場所を決め、それを守ることで、常にスッキリとした空間を保ってます。
【実践例】収納の場所を全員で共有する
収納計画の段階で、家族全員がどこに何を置くかを話し合い、その場所に決めた物をきちんと戻すようにしています。これにより、探し物が少なくなり、家事の手間も減りました。
注文住宅における収納はポイントを押さえて必要なら造作収納も
注文住宅の収納は絶対に必要な場所には造作収納があった方が良いかも。
特にキッチンやリビングのテレビ回り、脱衣所ですね。造作棚は高くなりがちですが、棚を付けるだけで扉を付けない方法なら費用は抑えられるので検討してみると良いと思います。
収納を考えると同時に、物を増やしすぎない意識を持つことも大切。
整理整頓の習慣を身につけて物があふれない快適な居住空間を手に入れたいですね。