子供の歯を虫歯から守るためには定期検診が欠かせません。
うちも歯が生えてきた4歳頃から3ヶ月に一度は歯科検診に行ってます。
でも、歯並びが悪いということに気付けませんでした。
なぜ、歯科検診に行っているのに歯並びが悪いのに気付かなかったのか?
歯科検診で気付かなかったのにどうして歯並びが悪いのに気付けたのか?
その体験談を書いていきます。
子供の歯を虫歯から守り、歯並びをキレイにしたいなら必見です。
虫歯から守るだけでは子供の歯は守れない
「子供の歯を守る!」っていうと虫歯にならないようにしっかり歯磨きをすれば良いと思ってませんか?
私もそう思ってました。
なので、3ヶ月に一度の歯科検診をして虫歯チェックをしていたんです。
虫歯は、乳歯や永久歯に深刻なダメージを与えるだけでなく、全身疾患のリスクを高めるなんていわれてます。
自分も子供の頃に虫歯になって治療するのがすごく嫌だったので、虫歯の早期発見・早期治療で、子供の歯を守ろうと考えたわけです。
子供の虫歯の原因として考えられる原因はこんな感じ。
- 砂糖や甘い食べ物・飲み物の摂りすぎ
- 歯磨きの不足
- 唾液の量が少ない
虫歯の予防には、以下のような方法があります。
- 甘い食べ物や飲み物の摂りすぎを控える
- 正しい方法で歯磨きをする
- フッ素入りの歯磨き粉を使う
- 定期的に歯科検診を受ける
- よく噛んで食べる
唾液の量が少ない時の対策としては、よく噛んで食べる。
虫歯にならないようにこれらの予防はしっかりやってました。
でも、噛み合わせの方を全然気にしてませんでした。
歯医者の歯科検診は万能ではない
わたしは家では虫歯予防さえしていれば、あとは歯科検診を受けていれば他の問題があった時は教えてくれると思っていました。
でも、違かったんです。
歯科検診をしていても噛み合わせや歯並びについてのアドバイスはもらえませんでした。
子供が小学一年生の時に学校でやる歯科検診で噛み合わせに問題があるという紙をもらってきたので、歯科検診をしている歯医者に相談したら、矯正が必要ですが、今は様子見で良いでしょうと言われたのでそのままにしたわけです。
しかし、小学2年生になったときの歯科検診でも同じように歯並びについて指摘されて、また相談したら同じ回答だったんですよね。
でも、子供が歯茎が痛いというので歯医者に行って相談してみたら、下の歯が上顎に当たってるっていうんです。
つまり、噛み合わせが悪くなって口を閉じた時に下の歯が上顎にぶつかって痛くなっていたんです。
これはマズイと思いました。
調べてみると噛み合わせや歯並びの異常も、虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、発音や顔のバランスに影響するということがわかりました。
噛み合わせの異常がもたらすリスクとして、以下のようなものがあります。
- 虫歯や歯周病
- 顎関節症
- 発音障害
- 顔のバランスが悪くなる
わたしは子供の歯科検診で虫歯だけを気にしてましたが、それだけじゃなく、噛み合わせや歯並びもチェックしないといけなかったんです。
でも、今通っている歯医者では大人の歯が生え揃ってから歯科矯正をするという説明。
子供の歯はどんどん噛み合わせが悪くなっていくのに大人の歯が生え揃うまでは何もできない。
それっておかしくない?って疑問が湧いてきました。
歯並びを直す方法って歯科矯正の他にもないの?って。
それでネットで歯科矯正以外の方法を探し始めたときに、以前公園でチラシでもらったことを思い出しました。
それはマウスピースで歯並びを矯正するマイオブレイスという方法。
矯正治療とマイオブレイスの違いとは?
子供の噛み合わせを良くする方法として矯正治療があって、大きく分けて2種類あります。
矯正治療
- 抜歯
- 咬合調整
矯正治療は、歯並び・噛み合わせを治すための方法としては一般的なもので、私が小学生の頃にも同級生で銀色の金具を歯に付けている人がいたけど、結構目立ってましたね。これが咬合調整ってやつですね。
今でも同じような銀色の金具をつけて矯正してますよね。
抜歯は、その名の通り歯を抜くこと。
生えてくる歯の数に対して顎が小さいから歯を抜いてバランスを取ろうってことですね。
うちの子はまさにこの顎が小さいという状態で歯並びが悪かったわけです。
そういえば大人の歯が生えてくる時に子供の歯が抜けずに大人の歯が横から生えてくることがあって、大人の歯が見えてきたら、乳歯を抜きに来てくださいって言われてました。
顎の成長がうまくできていないことはもうその頃から歯医者さんは知ってたわけですね。
でも、何も対策は教えてくれなかったなぁ。
そこで今回出てきた新しいマイオブレイスという方法です。
このマイオブレイスも歯科矯正の一つなんですが、主な方法は寝る時にマウスピースを口に入れて歯並びや噛み合わせを直していき、舌や口周りの筋肉も鍛えて生活習慣から見直すという治療法です。
基本的にマウスピースをするだけなので、学校へ行く昼間は何も口に付ける必要がなく、歯科矯正をしていることが他の人が見てもまったくわかりません。
トレーニングも1分程度のものを1日2〜4回程度なので小さな子供にも負担なく続けることができます。
マイオブレイスは、従来の矯正治療に比べて、抜歯の必要性が少ない、痛みが少ない、治療期間が短いなどのメリットがあります。
ただし、マイオブレイスはすべての歯並びや噛み合わせの改善に適しているわけではありません。
歯並びが重度な場合や、顎の骨格に問題がある場合は、従来の矯正治療が必要になることもあります。
マイオブレイスのデメリットは?
子供の歯科矯正を考えるならマイオブレイスは痛みも少なくメリットばかりのように思えますが、デメリットもあります。
マイオブレイスのデメリットとしては、
・矯正に最適な期間が短い(5歳〜12歳くらい)
・費用が高い(約30万円)
矯正に最適な期間が短い
マイオブレイスはまだ顎が完全に育ちきっていない子供の頃、だいたい5〜12歳くらいに最も効果が出ます。
なぜなら、上顎が一番成長するのが7〜8歳ごろで10歳頃でほぼ成長が止まり、下顎は10〜14歳頃に急成長します。
顎が成長しきる前に対策をして顎を大きくしておかないと顎が小さいままになっていまい、歯が生えるスペースがなくなって抜歯しなければならなくなってしまいます。
大人になってからでも矯正は不可能ではないけど、子供に比べて効果が出にくいのは顎の成長が止まっているからってことですね。
なので、噛み合わせの異常は、早期発見・早期治療がとても大切。
6歳までに一度は歯科検診を受け、子供の歯の健康状態を把握してください。
虫歯だけでなく噛み合わせも必ず確認しましょう。
費用が高い
マイオブレイスはワイヤーを使う通常の歯科矯正と比べて費用は安くなっています。
マイオブレイスが約30万円くらいで、通常の歯科矯正が30〜150万円くらいです。
通常の歯科矯正に比べれば確かに安いんですが、30万円はやはり高額。
気軽に払える値段ではありません。
しかし、歯は一生使うもの。特に女の子の場合は歯並びが悪いというだけで結婚相手を探すことが難しくなる可能性すらあります。
ここでケチって子供の今後の一生が決まると言われたら、30万円が高いなんて言ってられないですよね。
子供のうちに治さなければ、大人になってから困ることになるなら、少し無理をしてでも子供のうちに治してあげたい。
マイオブレイスを始めました
子供の歯の健康を守るために3ヶ月毎の歯科検診をしていましたが、歯並びが悪いってことをあまり気にしていませんでした。
でも、それが原因で子供の歯並びが悪くなり、歯が上顎にぶつかって痛い思いをさせてしまいました。
もっと早く噛み合わせが悪いことでこうなるとわかっていれば対策もできたのにと後悔ばかりです。
しかし、マイオブレイスという歯科矯正方法に出会えて抜歯をすることなく治療ができて本当に良かったです。
マイオブレイスを始めて約半年が過ぎましたが早くもその効果が出てきています。
治療を始める前の写真と3ヶ月後の写真を比べてみると噛み合わせがかなり改善されていました。
始める前は前歯の下の歯が上の歯に隠れて2割程度しか見えていなかったのが、3ヶ月後には4割程度見えるように改善されていました。
まだまだ完治というところまではいきませんが、この調子で行けば2年後には歯並びがキレイになることが期待できます。
マイオブレイスをやっているのは下の子で上にお兄ちゃんがいるのですが、今度は上の子の歯並びが気になりだしました。上の子は歯科検診で歯並びが悪いとは言われてないのですが、気が付いたら普段から口を開けてることに気が付きました。
下の子がマイオブレイスに通い始めて、口を開けてるのも良くないということがわかり、上の子にも注意をしてみるようになった結果ですね。
上の子はマイオブレイスをやるほどひどくはなっていないようですが、口を開けるクセをやめさせるのと毎日「アイウベ体操」を一緒にやるようにしました。
子供が大人になってから困らないように視力と歯だけは何とか健康を維持したいものですね。