えっ!?『断熱王』?
マンガで聞いたことあるような名前だね!
一条工務店が2023年5月に国内最高等級の断熱性能を誇る住宅商品「断熱王」を発表しました。家は性能というキャッチフレーズで性能重視の会社が作った断熱王がどんなものなのか、色々な期待や関心があると思います。一条工務店の断熱王の性能や取り組みについても紹介していきます。
断熱性能へのこだわりから生まれた『断熱王』
一条工務店は、長年にわたり断熱性能の向上に力を入れてきました。その結果、2022年10月に新設された断熱基準の最高等級「断熱等級7」に対応した「断熱王」を発表しました。
断熱王は、一条工務店の主力商品である2×6工法の「グラン・スマート」と「アイ・スマート」に対応しています。従来の仕様と比べて玄関ドアや玄関土間下の断熱性能が大幅に向上しており、一条工務店の技術力とこだわりが光ります。
『断熱王』は漫画「ONE PIECE」の影響?
一条工務店の「断熱王」というネーミングは、漫画「ONE PIECE」の主人公・ルフィの異名「海賊王」に似ているため、アニメとのコラボを期待してしまいますよね。実際に、一条工務店のモデルハウスがあるほとんどの住宅展示場では、ヒーローショーやプリキュアショーなど、家族で楽しめるイベントが開催されています。また、ミッフィーとコラボしている住宅会社もあるため、一条工務店とONE PIECEのコラボが実現する可能性もなくはないですよね。
海賊王と断熱王のコラボが実現したら、きっと子供たちも喜ぶと思います。もし、一条工務店の展示場に行って、ワンピースと一条工務店のコラボグッズがもらえるなら、子供たちはきっと大興奮するでしょうし、モデルルームへ行きたいって親にせがむ光景が目に浮かびます。
ONE PIECEの世界は、暑かったり寒かったり気候の変化が激しいところが多いので、一条工務店の断熱性能の高い住宅はどこでも快適に過ごせるので、ONE PIECEの世界にピッタリとも言えるかも。
海賊王と断熱王のコラボが実現する日がくると面白いですね。
ワンピースを意識するなっていう方が無理なネーミングだよね。
名前を決める会議で絶対「俺は断熱王になる!」って言ってるよね!
断熱王は国内最高等級の断熱等級7に対応
断熱王の性能の概要と断熱等級7への対応を詳しく説明していきます。
一条工務店が誇る新仕様「断熱王」は、断熱性能において国内最高等級の「断熱等級7」に対応した住宅です。断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標であり、数字が大きいほど高性能を意味します。断熱等級7は、最も高い等級であり、一条工務店の断熱王はこれに対応することができます。
断熱王は、一条工務店の主力商品である2×6工法の「グラン・スマート」と「アイ・スマート」に対応しています。この工法は、木材を組み合わせた頑丈な構造と、厳選された断熱材を使用することで、高い断熱性能を実現しています。
「グラン・スマート」と「アイ・スマート」も断熱等級7の基準はクリアしてるから「断熱王」でより完璧に近づいた感じだよね。
断熱等級7ってどれくらいすごいの?
断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す指標です。断熱性能が高いほど、室内の温度を快適に保つために必要なエネルギー消費が少なくなります。一般的に、断熱等級は1から7までの7段階で評価されます。数字が大きいほど断熱性能が高くなります。
断熱等級のランク付けは、UA値(外皮平均熱貫流率)を基準に行われます。UA値は、外気と室内温度の差が1℃あたりに外皮からどれだけ熱が逃げるかを表す値で、小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
具体的には、断熱等級1は断熱性能が最も低く、断熱等級7は最も高い等級です。例えば、断熱等級7の住宅は、外気温が1℃上昇した場合でも室内温度がわずかに上昇するだけで済むため、エネルギー効率が非常に高いと言えます。
UA値と断熱性能の関係は、UA値が小さいほど断熱性能が高くなります。つまり、UA値が0.2W/㎡・K以下であれば、断熱等級7に相当する高性能な断熱材や構造を備えた住宅と言えます。一方、UA値が0.25W/㎡・Kであれば、断熱等級6に相当となりますが、これでも十分な高性能な住宅となっています。
断熱等級とUA値の関係性を理解することで、断熱性能の高さを数値で評価する際に役立ちます。断熱等級7への対応を実現した一条工務店の断熱王は、UA値0.2W/㎡・K以下と推測されるため、最高水準の断熱性能を提供しています。
日本の住宅は断熱性能が低かったけど、世界基準に追いついたわね!
断熱王の優れた性能・特徴
断熱王の優れた断熱性能を支えているのはこの4つ。
断熱性能が大幅にアップした玄関ドア
断熱王で特徴的なのが玄関ドアです。一条工務店オリジナルの「DANNJU(ダンジュ)」というドアを使用しています。まず驚いたのがドアの厚みが2倍以上ってこと。ついでに窓の部分も写真を見て貰えばわかるけど、4層ガラスになっていてこれまで見たことのない断熱ドアになってます。
このドアは、ドア厚さ90mmという厚みとU値0.46W/㎡・Kという優れた断熱性能を持ち、従来の仕様に比べて断熱性能が大幅に向上し玄関からの熱の出入りを極限にまで少なくできます。
ちょっと心配なのは厚みが増したことでドアが重くなっているかもしれないこと。ドアの重みはカタログに書かれていても実際に触ってみないとわからないのでモデルハウスで確認するしかないですね。
玄関土間下の断熱性能を改善
従来の仕様では、玄関土間下には断熱材が充填されていませんでしたが、断熱王ではしっかりと断熱材が充填されています。これにより、冷気や熱気の侵入を防ぎ、室内の温度を安定させる効果があります。例えば、冬場に外気温が低い時、断熱材によって玄関土間下からの冷気の侵入を抑え、室内の温度を保つことができます。同様に、夏場には外気の熱が玄関土間下から伝わるのを防ぎ、室内の涼しさを維持することができます。
断熱材の種類と厚み、窓や玄関ドアの断熱性能の向上点、そして玄関土間下の断熱改善による効果など、これらの特徴により、断熱王は優れた断熱性能を実現し、快適な室内環境を提供します。冬場の暖房効率の向上や夏場の冷房効率の向上により、快適な温度を維持するためのエネルギー消費を削減し快適な室内環境を作ることができます。
断熱材の種類と厚みとダブル断熱工法
断熱王では、内断熱には高性能ウレタンフォーム(厚み140mm)、外断熱には高性能ウレタンフォーム(厚み50mm)を使用することで外気からの熱の侵入を効果的に防ぎます。このダブル断熱構法により、魔法瓶のような高い断熱性能を実現しています。内断熱材と外断熱材の組み合わせにより、外気の影響を効果的に遮断し、室内温度を安定させることができます。
窓は従来の約3倍の断熱性能
窓にもこだわりがあります。断熱王では、Low-Eトリプル樹脂サッシを採用しています。このサッシは、一般的なペアガラス+アルミ樹脂複合サッシに比べて約3倍もの断熱性能を持っており、外部からの熱や冷気の侵入を効果的に防ぎます。
Low-Eコーティングにより、室内の熱を外部に逃がすのを防ぎ、室内の温度をより快適に保ちます。
断熱王と従来仕様の比較
以下は、断熱王と従来仕様の項目ごとの比較表です。断熱王における大幅な改善点を視覚的に示し、特に玄関ドアや玄関土間下の改善点を強調します。
項目 従来仕様(グランスマート・アイスマート) 断熱王 改善点
断熱材 高性能ウレタンフォーム(140mm+50mm) 同じ 変更なし
窓 Low-Eトリプル樹脂サッシ 同じ 変更なし
玄関ドア 三協アルミ「プロノーバ」(ドア厚60mm,U値1.2W/㎡・K) 一条オリジナル「ダンジュ」(ドア厚90mm,U値0.46W/㎡・K) 大幅なグレードアップ
玄関土間下 断熱材無し 断熱材充填 大幅なグレードアップ
項目 | 従来仕様(グランスマート・アイスマート) | 断熱王 |
断熱材 | 高性能ウレタンフォーム(140mm+50mm) | 同じ |
窓 | Low-Eトリプル樹脂サッシ | 同じ |
玄関ドア | 三協アルミ「プロノーバ」(ドア厚60mm,U値1.2W/㎡・K) | 一条オリジナル「ダンジュ」(ドア厚90mm,U値0.46W/㎡・K) |
玄関土間下 | 断熱材無し | 断熱材充填 |
グランスマート・アイスマートの従来仕様では、断熱材や窓の仕様に変更はありませんでしたが、玄関ドアや玄関土間下においては断熱王では大きな改善が行われています。
玄関ドアの場合、従来の仕様では三協アルミの「プロノーバ」が使用されており、ドア厚は60mmでU値は1.2W/㎡・Kでした。しかし、断熱王では一条工務店オリジナルの「ダンジュ」が採用されて、ドア厚は90mmでU値は0.46W/㎡・Kとなっています。これにより、玄関の断熱性能が大幅に向上しました。
また、玄関土間下においても従来の仕様では断熱材が使われていなかったためどうしても玄関が冬に寒くなりがちでした。断熱王ではしっかりと断熱材が充填されているので、これまでの玄関が寒いという弱点がなくなり、冬でも玄関から家に入った瞬間から快適さを体感できるようになりました。
断熱王の気になるポイント・注意点
断熱王の住宅性能は間違いなくトップレベルなのですが、気になるポイントもいくつかあります。
グランスマート・アイスマートのみの対応
断熱王を採用できるのは「グランスマート」と「アイスマート」だけです。どちらも断熱性能が高い商品なのでオプションとして断熱王が選べるようになったと考えるとしっくりきます。
2023年は一条工務店の45周年記念プロジェクトとして「断熱王」x「電力大革命」なんてのもやってます。
【高騰する電気代に、最強タッグ現る!】
— ジョーくん@一条工務店 (@joekun_ichijo) May 9, 2023
毎月の電気代がグッと抑えられるお家があれば、嬉しいですよね。一条工務店の45周年記念プロジェクト、
「断熱王」と「電力大革命」なら、そんな理想が叶っちゃいます!
特設ページはコチラ→https://t.co/LMgKBU7a4o pic.twitter.com/1wN8OczjU4
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断熱王と同じ断熱等級7に対応している他社商品
断熱王と近い性能を持つ住宅会社の商品としては、以下のようなものがあります。
タマホーム「笑顔の家」
2023年4月から販売開始された、高断熱・高気密・高耐震・省エネの住宅です。最初にこれを見た時はローコスト住宅を強みにするタマホームから断熱等級7に対応した商品を販売するとは思ってなかったので正直ビックリしました。
断熱性能はUA値0.23W/(㎡・k)で、断熱等級7に対応しています。外壁ダブル断熱、基礎ダブル断熱、樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス、高断熱玄関ドアなどの標準仕様で、高い省エネ性能を実現しています。
断熱等級7に対応した住宅商品は他にも続々と販売されるはずなので最新情報をチェックしておいてください。断熱等級7に対応した住宅商品の最新情報はこちらから一括無料請求できます。
まとめ:
断熱王は、一条工務店が提供する最高等級の断熱性能を持つ住宅です。これまで以上に断熱材や構造に優れた素材が使われており、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現します。特に玄関周りが強化されているのが特徴です。
長く快適な暮らしがするなら断熱等級7対応の家が安心です。