初めて中古住宅を内見して、妻の購入意欲が高まり買う気満々。
しかし、住宅購入に慎重なわたしとしては、ひょっとしていきなり
購入決定してしまうのではないかと内心ドキドキしてました。

「え〜っと、今度はこの物件を見に行ってみたいんだよね。」

「・・・うん、いいよ。」

妻が買う気満々になった中古住宅は買わずに
なんとか乗り切りましたが、まだまだ中古住宅の内見活動は続きます。

基本的に見に行く物件は妻が気になった中古住宅です。

今度見に行く物件は、今住んでいるアパートの近くだったので
歩いて見に行く事になりました。

「こうして歩いてるといろいろな住宅が見れて楽しいね。」

「うん、家づくりの参考になるね。」

「今から見に行くところは、直接現地に行っても大丈夫なんだよ。」

「ふ〜ん。そういう物件もあるんだね。」

不動産屋に行って中古物件の内見を何度かしたので
この頃には内見に行く事に抵抗もなくなってましたが、
今回は直接現地に行くことになりました。

これから内見する物件に着くまでは通り過ぎる住宅の玄関や庭、
外観などを見しながら、あれは良いね、イヤだね、などと言いながら
歩いていきました。

物件の近くになると、不動産屋のノボリの旗が立っていて
この物件が内見できるというのが、すぐわかるようになってました。

玄関は空いていて、家の中を覗くと不動産屋の人がいて

「内見ですか?どうぞ、上がってみていってください。」

「はい、見せてもらいます。」

と言って、間取やリフォームをした場所などを説明してくれました。
わたしはこの物件は外観を見たときから選考外だと思っていましたが
一通り見て、不動産屋の人にお礼を言って物件を出ました。

内見をし終わって、アパートに帰る途中でポツリと
妻がいいました。

「中古物件をいくつか見たけど、希望に近い間取やピンと来る物件は
 なかなか見つからないよね。
 やっぱり、最初に内見した物件が良かったな。」

「・・・うん、今回の物件は選択外だね。」

わたしが購入に反対した物件がまだ気になっているようです。
こういうことを言われると、あの物件を購入すれば良かったのか?
と疑問を持ってしまいますが、住宅購入に反対の立場としては
そう簡単に折れるわけにはいきません。

できることなら、妻の住宅購入を諦めさせるまではできなくても
先に延ばしたいと思ってます。

この後も、中古住宅と新築建売の内見を何度かしましたが、
妻の希望に合うような物件はなく、物件を内見することが
減ってきました。

どうやら、チラシを見ているけど内見までしたいと思う物件が
なかなか見つからないようでした。

しかし、妻は次の行動を密かに開始していました。

「ちょっと、出かけてくるね。」

中古住宅の内見に行かなくなった頃から、
たまに一人で出かけるようになっていました。

買い物にでも行っているんだろうと思ってましたが、
その考えは間違っていた事を思い知らされます。

ある日、わたしがパソコンで仕事をしていると

「ちょっといい?今度はここに行ってみたいんだけど」

「え?どこ?」

そういって妻が見せてきたものは
赤い印のついた地図でした。

「なにこれ?」

「土地だよ。」

「は?」

「中古住宅や建売で良い物件がないなら、
 土地を買って注文住宅も有りかなって思って。」

「えぇ?!」

どうやら、妻は中古住宅や建売では希望に合う住宅がないので
注文住宅で家を建てる考えに変わったようです。

ということで、今後は注文住宅を建てるために
土地探しを始める事になりました。